ソニー期間社員の闘い~勝利報告書とどく

 宮城県多賀城市のソニー労組仙台支部より、「ソニーに立ち向かった22人の期間工」と題した、たたかいの勝利報告書が送られてきました。昨年宮城県仙台市を訪問した際、日本共産党宮城県委員会を通じて支援カンパをさせていただきましたが、そのお礼報告として送られてきたものです。

 ソニー労組の闘いは、東日本大震災による被災を理由に、ソニーの子会社で働く期間社員・正社員約150名の雇い止め通告に対し、雇い止め通告を受けた期間社員のうち22名が、親会社のソニーに対し「震災の真っただ中で雇い止めすることは許せない」「正社員登用の約束を守れ」と闘いに立ち上がり、全国の労働者や市民の支援を受けながら11か月にわたって闘い続けてきたものです。そして、2012年3月29日、ソニーの100%子会社のソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社との間で、★会社は再就職支援を再就職が確定するまで無期限で実施する。★本年7月1日以降は、希望者全員について、会社の責任でソニーの孫会社・株式会社シー・エス・ビルサービスの正社員として雇用を確保する等の約束をさせ勝利解決を果たしたものです。

 このたたかいに、日本共産党は、志位和夫委員長が国会質問に立ち、「被災地では、地元中小企業が一人の解雇者もださず復興に立ち上がっているのに、大企業のソニーは、会社の震災被害の復旧にいち早く駆けつけた社員を雇い止めするのか!」とするどくせまる質問が大きな話題となりました。

 徳島でも、シーリングテクノや日亜化学などではたらく、非正規労働者の勇気あるたたかいがあり、全国のたたかう仲間の連帯に支えられてきました。ソニーの勇気ある22人の仲間にまずは乾杯です。

 では。

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管内視察3日目~徳島市上水道と下水終末処理場など

 徳島市の水(水道水)について、県外から来た人に私は、「蛇口から飲んでおいしいのが自慢」と言ってきました。いつまでも、そうありたいと願いつつ第十堰にある浄水場に向かいました。

 浄水場では、リン酸、重金属、トリハロメタンなど、さまざまな検査を定期的に行って水質の維持・管理を徹底していること。第十堰の表流水と伏流水の取水状況を見学し、職員の方からは、耐震化の実施状況をくわしくお聞きしました。耐震化については、第十浄水場はほぼ完成していて安心ですが、全体的に耐震化率がまだ不十分で、それらを行う費用負担について、特別会計(水道料金値上げ)に依拠するのではなく、一般会計からの繰り入れで対処せよというのが市議団の見解です。

 昼食をはさんで、「アクアきらら月見が丘」下水処理場の視察では、反応槽での「嫌気無酸素好気法」などの有機物の生態を利用したリンや窒素の除去の仕組みと処理能力について平成21年度4月から一部開始された下水処理施設の状況の説明をいただきました。また、同施設は、小松海岸に位置し、大津波の対策について聞くと、今後の課題となっているとのことでした。徳島市下水処理方針でいうと、当施設の利用は応神・川内地区の下水処理にかかわるものですが、現在徳島市は、北部下水処理場(マリンピア)など、市内中心部の下水処理を優先的に実施をしている状況で、むしろ応神・川内地域について、市議団は、合併浄化槽の設置による方向が望ましいとしています。

 最後に、最終処分場を見学してきました。

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採決強行に抗議する緊急街頭演説

志位委員長 新宿駅西口

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管内視察、2日目~国営農地防災事業関係を視察。

 6月26日(二日目)は国営吉野川下流域農地防災事業につい視察しました。同事業は、徳島市を含む3市5町(徳島市・鳴門市・阿波市・松茂・板野・上板)への主に農業用水を確保するための事業ですが、日本共産党徳島市議団は、同工事中の徳島市関係工事(第十幹線水路・東部幹線水路)に反対してきました。なぜなら、すでに今切川河口堰かの取水している「県営農地防災事業」による水路があり、主に利用される川内町の 農業用水の確保は十分にできているからに他なりません。聞けば、国営事業推進の理由は、今切川の水質悪化に対処するためということのようですが、毎年行われる今切川の取水口での水質検査は異常なく、川内・応神地区で良質な稲作等が現に行われていることは周知の事実です。 しかし、総事業費1350億円をかけ、農業用水の確保というまったく二重に重なり合う「ムダ」な公共事業が平成26年度の完成をめざし延々と現在も続いており、それらの実態・現状を見ておこうというのが今回の視察目的でした。

 まず、今切川河口堰を訪ね中国四国農政局の二人の職員から説明を聞きました。ここは、第十堰から取水し、今切川河口堰にある県営の水路につなぐ国営事業の地下埋設水路の出口で、まだ、水は来ていませんがほぼ完成まじかのようです。第十の堰からここまで内径3.0mの地下埋設水路を延々約8キロにわたって敷く工事を進めてきたわけですが、このようにわざわざ第十の堰から水をとらなくても、目の前の今切川から現在取水していて、しかも、現在使用しているその水路に管をつなぎ流すということですから何をか言わんやです。

 (写真は、今切川河口堰でする左が今切川、右が県営農地防災の水路)

他、視察では、川内町の田畑への農業用水の供給のしかたや藍住町で地下15mに埋設する水路建設現場、第十堰の国営の取水口(未完成)の位置などを見学してきました。

耕地課の職員の皆さんにも、視察にあたって大変お世話を掛けました。ご足労いだたいた職員の皆さんにお礼申し上げます。

では。

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日本共産党市議団~管内視察はじまる

 6月25日から3日間の予定で、ごみ処分場施設や農地防災事業の建設現場、浄水場、流域下水道事業など管内視察を行います。 (廃プラ施設内にて)

初日の今日は、午前9時出発で、沖の洲マリンピアの三幸クリーンサービスセンターでの「廃プラ施設」と論田町の東部環境事業所(ごみ焼却施設)、そして、飯谷町と渋野町の廃棄物中間処理施設(カン・ピン・ペットボトル等)の見学を行いました。

 廃プラ処理では、家庭で分別した「ブラゴミ」処理ですが、毎週約70トンを処理し、新日本製鉄大分工場へ6割(石炭に加えてコークスに)、飯谷町のあさひ鉱石へ4割(ブラ再生)へ出荷しているとのことでした。

東部環境事業所(ごみ焼却場)では、中央制御室で焼却炉の仕組みをお聞きし、私からは作業体制や人員について質問し、正規27人の人員で、4人一組・4班体制をとり、午前8時から夜の8時10分と夜の8時から朝の8時10分の二交代12時間勤務わ基本とし、夜勤回数は月6~7回とのことでした。ごみ焼却で出る「ダイオキシン」対策や燃焼効率を上げる熱交換の仕組みなどもお聞きしましたが、すでに築33年経ついわゆる老朽化した施設ですので、施設管理も大変そうでした。 丈六の、廃棄物中間施設では、いわゆる「カン、ピン、ペットボトル」を仕分けするとともに、仕分けできない廃棄物は最終処分場へ回す中間施設ですが、ちょうど、機会の不調で作業中の現場は見られませんでしたが、まぜこぜになっている「カン、ピン、ペットボトル」をベルトコンベアー上で、一部マグネットによる缶類の回収もしていますが、主には人間の手作業が主力のようでした。ベルトコンベアーを少し動かしていただきましたが、かなりの速度です。そこで「作業時間は?」と工場長に聞きますと、1時間半で15分の休憩をいれているとの話でした。なかなかの重労働のように見受けました。

渋野の施設は、時間がなく施設見学は中止をしましたが、丈六の施設と同様の作業をしているとのことです。

 では。

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