管内視察、2日目~国営農地防災事業関係を視察。

 6月26日(二日目)は国営吉野川下流域農地防災事業につい視察しました。同事業は、徳島市を含む3市5町(徳島市・鳴門市・阿波市・松茂・板野・上板)への主に農業用水を確保するための事業ですが、日本共産党徳島市議団は、同工事中の徳島市関係工事(第十幹線水路・東部幹線水路)に反対してきました。なぜなら、すでに今切川河口堰かの取水している「県営農地防災事業」による水路があり、主に利用される川内町の 農業用水の確保は十分にできているからに他なりません。聞けば、国営事業推進の理由は、今切川の水質悪化に対処するためということのようですが、毎年行われる今切川の取水口での水質検査は異常なく、川内・応神地区で良質な稲作等が現に行われていることは周知の事実です。 しかし、総事業費1350億円をかけ、農業用水の確保というまったく二重に重なり合う「ムダ」な公共事業が平成26年度の完成をめざし延々と現在も続いており、それらの実態・現状を見ておこうというのが今回の視察目的でした。

 まず、今切川河口堰を訪ね中国四国農政局の二人の職員から説明を聞きました。ここは、第十堰から取水し、今切川河口堰にある県営の水路につなぐ国営事業の地下埋設水路の出口で、まだ、水は来ていませんがほぼ完成まじかのようです。第十の堰からここまで内径3.0mの地下埋設水路を延々約8キロにわたって敷く工事を進めてきたわけですが、このようにわざわざ第十の堰から水をとらなくても、目の前の今切川から現在取水していて、しかも、現在使用しているその水路に管をつなぎ流すということですから何をか言わんやです。

 (写真は、今切川河口堰でする左が今切川、右が県営農地防災の水路)

他、視察では、川内町の田畑への農業用水の供給のしかたや藍住町で地下15mに埋設する水路建設現場、第十堰の国営の取水口(未完成)の位置などを見学してきました。

耕地課の職員の皆さんにも、視察にあたって大変お世話を掛けました。ご足労いだたいた職員の皆さんにお礼申し上げます。

では。

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