徳島市の水(水道水)について、県外から来た人に私は、「蛇口から飲んでおいしいのが自慢」と言ってきました。いつまでも、そうありたいと願いつつ第十堰にある浄水場に向かいました。
浄水場では、リン酸、重金属、トリハロメタンなど、さまざまな検査を定期的に行って水質の維持・管理を徹底していること。第十堰の表流水と伏流水の取水状況を見学し、職員の方からは、耐震化の実施状況をくわしくお聞きしました。耐震化については、第十浄水場はほぼ完成していて安心ですが、全体的に耐震化率がまだ不十分で、それらを行う費用負担について、特別会計(水道料金値上げ)に依拠するのではなく、一般会計からの繰り入れで対処せよというのが市議団の見解です。
昼食をはさんで、「アクアきらら月見が丘」下水処理場の視察では、反応槽での「嫌気無酸素好気法」などの有機物の生態を利用したリンや窒素の除去の仕組みと処理能力について平成21年度4月から一部開始された下水処理施設の状況の説明をいただきました。また、同施設は、小松海岸に位置し、大津波の対策について聞くと、今後の課題となっているとのことでした。徳島市下水処理方針でいうと、当施設の利用は応神・川内地区の下水処理にかかわるものですが、現在徳島市は、北部下水処理場(マリンピア)など、市内中心部の下水処理を優先的に実施をしている状況で、むしろ応神・川内地域について、市議団は、合併浄化槽の設置による方向が望ましいとしています。