あたらしい憲法の話し(2)

ところがこの憲法には、いまお話ししたように、国の仕事のやりかたのほかに、もう一つ大事なことが書いてあるのです。
それは国民の権利のことです。
この権利のことは、あとでくわしくおはなししますから、ここではただ、なぜそれが、国の仕事のやりかたをきめた規則と同じように大事であるか、ということだけをおはなししておきましょう。
みなさんは日本国民のうちのひとりです。
国民のひとりひとりが、かしこくなり、強くならなければ、国民ぜんたいがかしこく、また、強くなれません。国の力のもとは、ひとりひとりの国民にあります。
そこで国は、この国民のひとりひとりの力をはっきりとみとめて、しっかり守ってゆくのです。そのために、国民の一人一人に、いろいろ大事な権利があることを、憲法できめているのです。
この国民の大事な権利のことを「基本的人権」というのです。これも憲法の中に書いてあるのです。
そこでもういちど、憲法とはどういうものであるかということを申しておきます。
憲法とは、国でいちばん大事な規則、すなわち「最高法規」というもので、その中には、だいたい二つのことが記されています。
その一つは、国の治め方、国の仕事のやりかたを決めた規則です。もう一つは、国民のいちばん大事な権利、すなわち「基本的人権」をきめた規則です。このほかにまた憲法は、その必要により、いろいろのことをきめることがあります。
こんどの憲法にも、あとでおはなしするように、これからは戦争をけっしてしないという、たいせつなことがきめられています。   つづく

我が家の枇杷の実が色づいてきました。
そのうちヒヨドリやスズメが実をつつきはじめます。鳥たちが群がり始めたら食べごろです。

カテゴリー: みたおさむ物語 | コメントする

1947生まれの私は、戦後の新しい「憲法」とともに生きています。新コロナ感染症のもとで「自粛」生活をよぎなくされている中「あたらしい憲法のはなし(文部省)」復刻版(新婦人発行)が目に入って、これを皆さんにもご紹介したいと思います。

あたらしい憲法の話し  文部省
 みなさん、あたらしい憲法ができました。そうして昭和22年5月3日から、私たち日本国民は、この憲法を守ってゆくことになりました。このあたらしい憲法をこしらえるために、たくさんの人々が、たいへん苦心をなさいました。
 ところでみなさんは、憲法というものはどんなものかごぞんじですか。
 じぶんの身にかかわりのないことのようにおもっている人はないでしょうか。
 もしそうならならば、それは大きなまちがいです。
 国の仕事は、一日も休むことはできません。また、国を治めてゆく仕事のやりかたは、はっきりときめておかなければなりません。そのためには、いろいろ規則がいるのです。この規則はたくさんありますが、そのうちで、いちばん大事な規則が憲法です。
 国をどういうふうに治め、国の仕事をどういうふうにやってゆくかということをきめた、いちばん根本になっている規則が憲法です。
 もしみなさんの家の柱がなくなったとしたらどうでしょう。家はたちまちたおれてしまうでしょう。
 いま国を家にたとえると、ちょうど柱にあたるものが憲法です。
 もし憲法がなければ、国の中におおぜいの人がいても、どうて国を治めてゆくかということがわかりません。
 それでどこの国でも、憲法をいちばん大事な規則として、これを大切に守ってゆくのです。
 国でいちばん大事な規則は、いいかえれば、いちばん高い位にある規則ですから、これを国の「最高法規」というのです。
つづく

カテゴリー: みたおさむ物語 | コメントする

「コロナ」の非常事態宣言が解除されても、自治体の休業要請が解除されても、コロナ感染症への恐怖感と社会・個人の自粛意識から、簡単に従来の日常、経済活動に戻ることは無いでしょう。そのことを踏まえれば、社会的弱者、経済的弱者に対して相当長期にわたる生活支援・経済支援を行うことを前提に「コロナ対策」を行う必要があります。

カテゴリー: 政策・見解 | コメントする

眉山・ふれあいの丘(月命日)から~いい天気です。眉山から見る徳島市の風景は、吉野川と阿讃山系を望む北方向と徳島市街地から海を臨む風景と南の市街地から津田の海岸、佐那河内を望む山々など多彩です。自然豊かな徳島を楽しみましょう。

カテゴリー: みたおさむ物語 | コメントする

5・19「検察庁法改定許すな」19日行動に参加、法案廃案を訴えました。

18日、検察庁法案は今国会での採決が見送られ「継続審議」となりました。安保法制や共謀罪など安倍内閣のこれまでの様々な法案強行過程を見れば、今回の見送りは、数百万のSNS投稿、歌手や芸能人までが声を上げる異例の国民世論の勝利と言えます。それは、三権分立・民主主義を守れの日本の国民主権の今の到達点ではないでしょうか。問題は、これからです。安倍政権は、世論の動向を見て先送りしただけで、撤回はしていません。検察庁法案の撤回、黒川人事の閣議決定の撤回をめざし引き続き運動の強化を訴えました

カテゴリー: みたおさむ物語 | コメントする