どうする復興財源~庶民増税必要なしと赤旗報道

9月25日のしんぶん赤旗(日刊)一面トップに、10年で12兆円(財務省試算ではっきり)の見出しで、「復興財源」に関する記事が掲載されています。

法人実行税率(国と地方の合計)の5%減税を止めれば、野田佳彦内閣が打ち出した震災復興財源のための庶民増税以上の財源が、財務省試算で明らかだというのです。

 昨年12月の11年度税制改革「改正」による法人税収(国税)の増減収について財務省試算によると、法人税(国税)の基本税率を4.5%引き下げた場合の減収額は、単年度で約1兆2千億円見積もっており、この減税を10年間実施しなければ約12兆円の税収が得られ、野田内閣が出している総額11兆2千億円を上回るというものです。

 野田内閣の所得税と法人税の「増税」を軸ととする案は、所得税増税の総額で7.5兆円規模となっており、年収400万円の夫婦と子ども二人のサラリーマンは年間2400円の増税といいます。

 日本の主要大企業は、法人税率が高いなどといいますが、租税特別措置によって厚遇され、実質税率は欧米と遜色ありません。国民の購買意欲(内需)をこれ以上冷え込ます、消費税増税や所得税など庶民増税をやめ、大企業のもつ「内部留保」(溜め込み利益)の活用、そして、体力のある大企業の法人税減税を止めるべきだと思います。  では。

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「除染」しなければ、戻れない福島~

 今日の国会で、日本共産党の志位委員長が放射能の「除染」問題について正していました。

 23日から、福島南相馬市の日本共産党ボランティアセンターにおコメなど支援物資を届け25日まで現地に行ってましたが、南相馬市原町の原町第一小学校の校庭で「除染」が行なわれていました。校庭の土5cmをはがし、山と詰まれた土ですが、同じ校庭にプールほどの広さに2mほどの穴を掘り、放射能汚染土を埋めると聞きました。小学校はもちろん無人、除染ができても帰れるのだろうか?などと考えてしまいました。

 学校だけでなく、一般の民家も当然除染は必要です。遅々としていない実態が志位委員長の国会質疑で明らです。

 言いようの無い、怒りがこみ上げてきますが、一歩一歩政治を変革させる以外に道はありませんね。 では。

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渭北保育所(廃園)施設の活用について

 9月26日、助任学童保育の指導員の方々と現在廃園となっている徳島市所有の「渭北保育所」の施設見学をさせていただきました。

渭北保育所は、昭和57年建設で、築30年あまりたちますが耐震基準は問題なく、老朽化と保育児童が増え手狭になっている学童保育への活用や「児童館」など、さまざまな活用方法がありそうです。地域の皆さんと施設の活用等について検討していきたいと思います。

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福島・南相馬で見たこと、感じたこと。

 

どこも人影がまばらで、福島駅前のホテルに宿泊したのですが、駅前とは思えないほどです。9時過ぎに食事に繁華街にでましたが、ネオンも暗く淋しい感じです。ちなみに、ホテル外壁の補修工事が行なわれていましたが、やはり震災による被害とのことでした。

小学校の校庭で「除染」作業が行なわれていました。広い校庭の表土を5cm削り、削られた土が山のように積まれています。また、校庭の一部にプールほどの広さで2mほどの穴を掘っていましたが、汚染された校庭の土をその穴に埋めるとうことでした。剥ぎ取った表土の上には、新しい土をかぶせ、汚染土は校庭の一部に穴を掘って保管するということのようです。

線路がない踏み切り跡に驚きました。津波によって、線路が跡形もなく、まっすぐ続く平地に、最初は道かと思いましたが、よく見ると踏み切りの跡でした。

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福島県・南相馬市から帰って~活動報告

23日に車で出発し、26日の0時半に無事帰ってきました。

おコメと野菜およそ350キロをワゴン車に積み込んで、9月23日午前7時板野町を4人で出発。福島駅前に午後9時到着。その日は福島どまりで、よく朝8時福島を出て、飯館村経由で南相馬へ。

飯館村に入ると景色が一変、人の気配がなくなります。田畑はススキ・雑草で覆われ、道路沿いの家は全く人の気配はありません。幹線道路は、数台の車が行き来しています。飯館村を抜け南相馬に入ると少し人がいて、田畑も手が加えられています。

 福島駅前から約1時間半かかって、日本共産党ボランティアセンター(南相馬市原町区日の出町189-2)に到着。ワゴンからコメ・たまねぎなどをおろしました。既に京都の支援隊がきており、持参したコメを3キロに小分け作業をしていました。南相馬のボランティアセンターは、四国4県と京都の共産党が支援を受け持ち定期便で支援物資を運んだり、人を派遣し、被災以来救援活動を続けています。

 地元ボランテァセンターの方が、放射能のホッとスホットがここだと、放射線量計をもって、センターの屋根のトイ口に、線量計は0.2マイクロシーベルトが一気に2.4マイクロシーベルトへ上昇しました。この方によると6月では8.0マイクロシーベルトを記録したといいます。

 物資を下ろして、簡単な昼食を取り、午後「すずめ仮設住宅へ」へ雑貨類の支援物資を届けました。

午前2時となりましたので、ご報告はまた、したいと思います。では。

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