徳島新聞社の世論調査から見えるもの~

 5月12日付徳島新聞に、同社が7日~8日に行った世論調査結果が発表されました。

 今政治の熱い焦点、「消費税」・「原発」・「TPP」への県民世論は~

★消費税引き上げについて
   反対 38.1%    どちらかといえば反対 19.4%
   賛成 14.8%  どちらかといえば賛成 24.0%
   わからない・無回答 3.7%
★伊方原発の再稼働
   再稼働させるべきではない 31.3%
   どちらかといえば再稼働させるべきではない 21.8%
   早く再稼働させるべきだ 9.6%
   どちらかといえば再稼働させるべきだ 24.7%
★TPPへの参加
   参加しない方がよい 29.2%
   参加した方がよい  31.5%
   分からない・無回答 39.3%

 積極的「反対」は、「賛成」の~消費税2.5倍、原発再稼働は3.2倍
以上の中から、私が特に注目したのは、消費税や原発再稼働問題で、どちらかといえばという回答を除いてみると、積極的に反対意思を示している人の割合が、消費税で2.5倍・原発再稼働3.2倍で賛成を大きく超えているという事実です。新聞の取材記者の論評では、消費税について「主婦層や増税の負担が大きいとみられる子育て世代で反対意見が高率となっている。逆に賛成意見は60歳以上の男性が高かった」と述べており、消費税増税による現実の痛みが根強い反対論の論拠であり、一方賛成論の背景として、「若い人へ負担の先送りとなる」などといった政府・マスコミの宣伝に胸を痛める高齢者(男性)の実態も浮き彫りとなっています。また、TPP問題では、賛否が拮抗する一方で、わからない・無回答が4割に上り、国民が判断するべき情報開示がなされていない点も明らかとなり、国民に知らさないまま、TPP参加表明などするべきでないことは明らかです。

では。
  

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子ども・子育て新システム~ここが問題!

 5月10日衆議院本会議で、消費税増税と一体改革のひとつ、子ども・子育て新システム関連3法案の趣旨説明と質疑が行われました。

 日本共産党は、高橋ちづ子議員が質問に立ち、゛保育も金次第になる゛市場化を進めるものだと指摘。待機児童解消のためには、民営化や要件緩和でしのぐのではなく、必要な認可保育所をつくるべきだと強調しました。

 待機児童解消は、「名ばかり解消」

 新システムは、児童福祉法24条の保育実施義務を削除し市町村の責任を後退させ、保育の供給が需要に追い付かなければ、基準を下げて「狭い雑居ビル」の一室でも認めようとするものです。また、待機児童の80%を占める3歳未満児の受け入れを義務付けておらず、待機児童の解消は「名ばかり解消」となっています。

 新システムは、施設づくりを困難にする~村山祐一帝京大学教授がしんぶん赤旗にコメントを寄せられていましたのでご紹介します。

では。

 

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大雨と広がる海の汚染への心配~東京湾セシウム7か月で1.7倍報道。

 5月10日5面朝日新聞に、近畿大学が東京湾の放射性セシウム量調査で、海底の一部で昨年夏からの約7か月間に1.7倍に増えていたことがわかったと報道されました。

 このところ、北の寒気が南下し激しい雨が関東・北陸・東北が降り続いていますが、7~8割が山や森林で占める日本列島に降り注いだ大量の放射性物質の多くは、いずれ雨ととともに海に「移動」することになります。

 地面と違い、海の除染ができるのかどうか? 回遊魚を含む海洋汚染対策もさらに強化する必要がありそうですね。

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野に咲く アヤメ?発見~緑深まるいい季節ですね

 近所の空き地に毎年咲く「あやめ」。誰の手も借りず今年もきれいな花を咲かせました。

 山は紅葉の頃が一番という方もいますが、私は、新緑の山が一番美しいと感じます。 では。

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しんぶん赤旗が 20歳のJ リーグ論評

 5月9日の新聞一面に、「20歳のJ」と題して、『日本プロサッカーリーグが今年で20年目を迎えました。「地域密着」「豊かなスポーツ文化の振興」など、先駆的な理念を掲げて飛躍をとげてきました。節目の到達点をさまざまな角度から検証し、意義や課題を探ります。』と前置きし、連載として企画されています。

今朝の新聞には、「Jリーグ本拠地がある都道府県」が紹介され、「四国は依然、プロの試合が見られなかった。いまでは J2 のクラブが二つ(徳島・愛媛)であって、たくさんの子どもがプロをめざしている」と紹介されています。

 実は、しんぶん赤旗のスポーツ記事は商業新聞にはない持ち味があり、スポーツ愛好者の中では定評があることを知っていただければと思います。

 しんぶん赤旗の Jリーグの見方・あり方・考え方・楽しみですね。 では。

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