ご都合主義の自民~TPP交渉は闇の中

 7月23日に正式に参加したTPP(環太平洋連携協定)交渉に参加した日本。「秘密協定」によって、日本政府が何を主張し、他の参加国からどのような言及があったのか、TPP交渉の到達点がどうなっているのか、まったく闇の中です。
 「秘密協定」とは
 ~交渉中の条文や各国の提案内容と関連文書、交渉のやりとりした情報については、関係者が公開に同意しない限り守秘の対象となり、それらの文書は協定発効後4年間、秘密扱いされる。~(2010年TPPの事務局HPで公表・日本農業新聞報道)
 自民党は、野党時代には、集中審議を行う特別委員会の設置を強く求めていましたが、政府与党となって、TPP交渉に参加するや一転「設置」に後ろ向きです。
 「ウソつかない」「TPP断固反対」「ブレない」「日本を耕す自民党」という公約を投げ捨てて、TPP交渉をすすめる自民党ですが、今度は、国益を損なうことはしないなどといいながら、交渉の中身を国民にまったく知らせない暴挙が続いています。
 自民党のご都合主義・暴走を許さない国民の声を広げましょう。では。

 

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鮮度が落ちると使い捨て~コーヒーチェーン大手の「カフェ・ベローチェ」

8月18日付のしんぶん赤旗日曜版。
コーヒーチェーン大手の「カフェ・ベローチェ」から「契約期間3か月の契約更新は15回を上限とする。すでに上限を超えた人は一年間の激変緩和措置がある」(4年を超えて働かせない)との通告を受けた加藤静子さん(29歳仮名)。加藤さんは、会社の通告を受けた時、16回目の契約更新をしたばかりでした。『これでは使い捨てと同じ、泣き寝入りはしたくない』と、首都圏青年ユニオン(労働組合)に相談して、会社側と団体交渉を求めて闘い始めた加藤さんの労働実態が克明に取材され報道されています。
 おどろいたのは、会社との交渉で人事部長が雇い止めの理由として「定期的に従業員が入れ替わって若返った方がよい。会社では、これを鮮度と呼んでいる。従業員が入れ替わらないと店の鮮度が落ちる」と口にしたこと。
 店の゛鮮度゛を保つために、5年を限度の有期雇用契約を利用していることをあからさまに口にしていることです。
 しんぶん赤旗は、ブラック企業取材班をくみ、「ブラック企業」情報募集しているとのことです。では。

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参院選勝利~仁比そうへい氏来県・国政報告会のお知らせ

 先の参院選挙で、四国、中国、九州・沖縄の代表として議席獲得を目指した仁比そうへい氏は見事当選。日本共産党は目標としていた比例5議席を獲得。東京・大阪・京都選挙区での議席獲得と合わせ改選3議席から8議席へと躍進しました。
 仁比参議院議員は早速始まった国会でもう猛奮闘を開始しています。その合間をぬっての仁比さんの徳島県来県・国会報告会の開催となりました。ぜひご参加ください。
  日時  8月19日(月)午後7時より  
  場所  アスティーとくしま 3 F 第2特別会議室

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9月議会~個人質問の準備にかかります

 阿波踊りがすぎれば、徳島の暑い夏も峠を越えてくれるでしょうか。
 さて、9月の徳島市議会ですが、船越智子議員が市議団の代表質問、私は個人質問(40分)を行うこととなっています。私の質問テーマですが、公共事業と働く労働者の所得改善・地域経済の活性化などについて、また地震・防災上問題のあると思われる施設の安全対策などについて質問の準備を考えています。 では。

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終戦68年~戦争を知らない世代と侵略への反省無き政府

 アジアで2千万人、日本で310万人と言われる命を奪ったアジア・太平洋戦争。そして私も含めて戦争を知らない世代が約一億人(人口の8割)の現代。安倍晋三首相が、「侵略の定義は定まっていない」などと発言し、戦後68年経って、かっての日本の植民地支配と侵略の誤りを認めたくない勢力が台頭し、過去の植民地支配と侵略戦争の誤りを否定しようとする動きが急ピッチで強まっています。
 侵略の定義ですが~
1974年12月の国連総会で採択された「侵略の定義に関する決議」~
『侵略とは、国家による他の国家の主権、領土保全若しくは政治的独立に対する、又は国際連合憲とし両立しないその他の方法による武力の行使』 とされており、「侵略の定義はない」という安倍首相の発言は国民を欺く以外の何物でもありません。
 そして、この定義に照らせば、日本が行った戦争が侵略戦争で合ったことは疑問の余地がありません。
 具体的な歴史事実は~
1910年朝鮮を植民地化し、中国東北部(満州)に「権益」を認めさせた日本は1931年、満州駐屯の日本軍による鉄道線路爆破を中国側の仕業だとして満州を侵略、傀儡国家をでっち上げました。いわゆる満州事変です。1937年には、北京郊外での日中両軍の衝突(盧溝橋事件)を機に大軍を派兵し中国への全面的な侵略戦争を開始しました。
 日本は、さらに、軍需資源確保などを目的に北部フランス領インドシナに侵攻するとともに、ドイツ、イタリアと軍事同盟(日独伊三国同盟)を結び、これに反発するアメリカ、イギリスとの対立が激化し、日本軍の中国撤兵などを求めるアメリカとの交渉が行き詰まると、1941年英領マレー、ハワイ真珠湾を奇襲攻撃し戦火をアジア太平洋全域に拡大しました。選挙区は当初、日本軍優位に進みましたが、まもなく逆転。日本は1945年8月15日、日本の戦争を「世界征服の挙」に出たものと断じた連合国のポツダム宣言を受け入れて無条件降伏となりました。
 靖国参拝問題ですが~
 世界は、安倍首相をはじめ閣僚らの靖国神社参拝に厳しい目を注いでいます。4月に麻生太郎副総裁らが靖国神社に参拝、安倍首相も真榊を奉納した時は、日韓外相会談や日中友好議員連盟の訪中が中止となっいます。安倍氏は、「どんな脅しにも屈しない」「英霊に対し尊祟の念を表明するのは当たり前」と居直っています。
 問題は靖国神社がどんな存在かということです。靖国神社は過去の日本の侵略戦争を「自存自衛の正しいたたかいだった」「アジア解放の戦争だった」と丸ごと美化し宣伝することを神社存在の理由としている特殊な施設です。首相や閣僚の参拝・奉納は、侵略戦争を肯定する立場に自らの身を置くことであり、戦後の日本の平和と相容れない、絶対に許されない行為だということを見ておかなければならないでしょう。
 では。

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