12/16 徳島市議会本会議において、「高すぎる徳島市の国保料を引き下げてください。」の請願が議題として上程されました。結果は、日本共産党の5人の議員以外、全員が起立・採択反対で不採択となりました。
採択に先立って、梯富子市議が、「採択をお願いする」立場で討論を行ないました。
以下、梯議員の討論要旨をお伝えします。
徳島市の健康保険料は原市長が就任されてすぐ、平成17年に7%、翌年18年度に4% 、そして、21年度に、9.4% と3回も引き上げられました。この6年間で一世帯3万2千円もの負担増です。特に、平成21年度の9.4%の引き上げは大きな問題がある。引き上げ理由が、20年度9億8千億余赤字が見込まれる、国保会計が大変な事態になるとして、引き上げを強行したが、実際の決算は、1億7千万円の黒字、なんと11億5千万円の見込み違いによって、引き上げが行なわれました。さらに、今年、私たちの試算では、7~8億円の黒字が想定されます。一世帯1万円の引き下げに要する費用は、3億6千万円、黒字の半分ですむのです。一般会計からの繰り入れの問題で、「財政支援的繰り入れは出来ないが、短期的な赤字補填の臨時的措置としては否定しない」ととうべんしているが、まさに、繰り入れの基準やルールはなく、市長の政策判断であることは明らかです。また、徳島市の国保料が高いのは、医療費が高いからしかたないと思い込んでいる人もいるようですが、平成21年度の四国四市の医療費と保険料は次のとおりです。
一人当たり医療費
徳島332232 高松344963 松山312797 高知332248
一人当たり保険料
徳島95537 高松81101 松山76379 高知82119
なぜ、医療費が一番高い高松市が徳島市より保険料が低いのか?、徳島と医療費が同じの高知市が安いのか?、説明がありません。署名の重みを十二分に考えて、また、全国一高い保険料という汚名を返上する予算計画を立ててください。議会のみなさんには、それを後押しするためにも請願採択をお願いします。
議会傍聴席には、私を始め多数参加し、梯議員の討論のアトの起立採決を見守りましたが、共産党以外の議員はすべて反対となり否決となりました。
市民の声に耳を貸さない実態にあ然です。 では。