20代・30代の青年の世論調査(朝日新聞12/29掲載)を見て

 朝日新聞が昨年6月30日時点での20代と30代以上を対象に行なった世論調査の結果が12月29日に掲載されました。

 1月13日の成人の日を迎えるにあたって、私の住む渭北地区でも1月11日にコミュニティーセンターで成人式が開かれることになっていますので、社会や政治に対し、今風の青年がどのような意見を持っているか、あらためて世論調査結果を読み返し、゛これは、と思うところをチェックしてみました。

☆将来の生活について、期待と不安どちらが大きい?
                  20代       30代以上
 期待が大きい          15          14
 不安が大きい          81          81
☆老後の生活資金、公的年金はどの程度アテになると思うか?
 大いにアテになる         2           9
 ある程度アテになる       12          32
 あまりアテにならない      49          41
 まったくアテにならない     35          15
☆正社員で働くのと、パート・派遣など非正規で働くのとどちらがよいですか?
 正社員              89          90 
 非正規雇用            8           7
☆自分に愛国心がどの程度あると思いますか?
 大いにある            14          19      
 ある程度ある           60          65
 あまりない             21          13
 まったくない             4           1
☆愛国心は学校で教えるべきものだと思いますか。そうは思いませんか。
 学校で教えるべきものだ    31          48
 そうは思わない         64          45
☆憲法9条を変えて、自衛隊を正式な軍隊である国防軍にすることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成               33           35
 反対               47           48
☆「領土をめぐる問題を解決するためには、武力行使を辞さない覚悟で臨むべきだ」という主張がありまするこの主張に賛成ですか。反対ですか。
 賛成               27           26
 反対               56           55
☆仮に外国から攻撃を受けたら、命の危険があっても国のために戦いたいと思いますか。そうは思いませんか。
 戦いたい            13           24
 そうは思わない        79           64
☆1945年に終わった戦争について、この戦争はアジアに対する侵略戦争だったと思いますか。侵略戦争ではなかったと思いますか。
 侵略戦争だった        45           55
 侵略戦争ではなかった    33           26

 世論調査とその結果をいくつか抜き出しましたが、20代の多くの青年が将来に不安を感じ、年金はアテにならないと見ていること。非正規雇用ではなく正社員で働きたいと願っていること。憲法9条や平和外交で戦争のない社会を望み、愛国心は学校教育で強制するものではないという見方をしていることに、戦後の民主主義・教育がしっかりと根付いていることをあらためて実感しました。
 では。

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