全国銀行協会連合会の倫理綱領の一部を紹介します。
(反社会的勢力との対決)
4. 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、断固として対決する。
(1)反社会的勢力との対決
反社会的勢力の不当な介入は、永年にわたって築きあげられてきた銀行の信用の崩壊に直結する。経済活動の様々な局面に関わる銀行にとっては、こうした不当な介入を排除することなくして、より健全な経済・社会の発展に寄与することはできない。
市民社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる勢力とは、断固として対決しなければならない。
(2)対応にあたっての基本姿勢と行内体制の整備
反社会的勢力への対応の基本は、経営トップ自らが常に毅然とした態度で臨み、これら勢力に介入する隙を与えないことである。
こうした勢力は、顧客とのトラブルなどを介入の糸口としたり、マネー・ローンダリングの手段として銀行取引を用いることもあるので、日頃から、適切な事務処理に徹することは勿論、利用者と銀行の意思疎通を十分に図り、トラブル等の未然防止に努める必要がある。
万一、何らかの形で反社会的勢力が介入してきた場合には、組織的コンセンサスに基づき、法務などの専門スタッフを含めた関連部署の円滑な連携・協力体制のもと、事実を正確に把握し冷静に対応することが重要である。
また、トラブルの未然防止に資する業務運営のあり方や、発生時の対応策を取りまとめたマニュアル等を作成し、行内の教育・研修を充実するなど、十分な行内体制の整備が求められる。
以上銀行協会の倫理綱領をご紹介しましたが、
「反社会的勢力への対応の基本は、経営トップ自らが常に毅然とした態度で臨み、これら勢力に介入する隙を与えないことである。」と倫理綱領に謳われていますが、歴代の頭取が暴力団との癒着を知っていたとはあきれるばかりです。
銀行としての責任の取り方をしっかり監視していきましょう。
では。