4月11日、『これでいいのか!大手メディア』・『やまない首相との会食』の見出しで、しんぶん赤旗(日刊)にスクープされたのが、朝日・読売・毎日・共同通信・産経・日テレ・フジなど大手マスメディアの社長や政治部長、論説委員長らと安倍首相との一流料亭での会食しているという記事です。
しんぶん赤旗によると~大手紙記者OBいわく
会食は2時間から3時間に及び、ある大手紙記者OBは、「社長から局長・部長へ、部長からデスク・キャップへと『会食作戦』はエスカレートするかもしれない」と指摘。「こうした会合は割り勘ではないだろう。ジャーナリズムの世界では『おごってもらったら、おごり返せ』とされている。安倍首相にどうおごり返すのだろうか」と語っている。
欧米ではありえない~門奈直樹氏(立教大学名誉教授、メディア研究者)の話。
消費税増税の大キャンペーンを張る裏で時の最高権力者と会食し、自らの利権を守る「新聞への軽減税率」導入を図るなど日本のメディアは異常だと思います。英国では首相とメディア幹部が会食することはまったくない。そんなことをしたら独立性を失うからです。欧米のメディア界にはウォッチドッグ(権力を監視する番犬)という言葉があります。今の日本のメディアは、誰にでも愛嬌をふりまくプードルになっています。戦前、権力との妥協の所産として「不偏不党」の用語を使って権力に媚びた歴史が日本にはあります。それと似た状況が出てきています。
以上、しんぶん赤旗(日刊)でしか読むことのできない情報・記事でした。まさにしんぶん赤旗は、門奈氏のいう、日本の「ウォッチドッグ」ですね。
では。