大学をでたけれど?深刻な就職難。

 おばあちゃんとの対話で、「孫の就職が決まらんけん…心配しよんやけどな…」との話が出ました。今年大学を出たそうですが、今まだ大学に残って就職探しをしているとのこと、景気がようないけん、今の若い子はかわいそうと、云います。

 失業とか雇用は、自然の成り行きで人間にはどうしょうもないことなのでしょうか。そうではありません。

 私たちは「資本主義」社会の中で、生活を営んでいますが、この社会は、「利潤第一」の弱肉強食の資本の論理が支配する社会です。日本では、労働者の闘いや、敗戦を契機に基本的人権や国民主権、平和主義など日本国憲法と近代民主主義の前進を勝ち取ってきました。この憲法のもと横暴な資本の論理に対しても、様々な民主的規制(例えば、8時間労働制など)を加えて、人間が働き生きていく社会的条件を実現してきたはずです。

 しかし政治を事実上支配している財界の政治主導のもとで、大企業の懐には、244兆円の内部留保が溜め込まれ、50兆~60兆円もの大金が行き場の無くだぶついています。10兆円あれば、年収500万円で200万人1年間雇用することができるわけですから、失業をなくす、雇用を増やす、この大金をどのように政治主導を働かせるのか。いま日本共産党は、国民・労働者と一緒に、この闘いをすすめています。おばあちゃんの願いを実現する、政治を動かす力を発揮したいものです。失業・雇用問題は自然現象ではないのですから…。

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