オスプレイの羽根縮小~揚陸艦搭載で安全切捨てと赤旗が報道

 8月26日しんぶん赤旗(日刊)は一面で、米軍普天間基地に配備予定の垂直離着陸機MV22オスプレイがエンジン停止時に安全着陸するためのオートローション(自動回転)機能が欠如しているのは、同機を艦船上で運用する必要から「回転翼のはね」を小さくしたためだということが米政府文書で判明したと報道しました。

報道によると~

2000年にオスプレイの墜落事故が相次いだのを受けて米国防長官が設置した「V22プログラム再検討委員会」の報告書(01年4月)が指摘していた。同報告書は、具体的には、「オスプレイの回転翼の大きさは、艦船上で運用する必要に規定されてペリコプターのそれよりも小さくなっている」「オスプレイの回転翼の羽根のねじれは、ヘリ・モードでのホバリングと固定翼モードでのプロペラ飛行の両方を可能とするため妥協として設計された~」と指摘。

 結局、米海兵隊の地球規模での出撃能力=殴り込み能力を強化するため、オスプレイのオートローション能力は省かれたことになると指摘しています。

 なぜ?オスプレイはよく落ちるのか。その理由の一つが、機体の構造にもありました。

 今朝の朝日新聞には、オスプレイの「モロッコ墜落」事故原因について、防衛省は米国が行った調査と同様に「副操縦士の操縦ミス」と結論付けたと報道しています。操縦も難しいオスプレイ! 30分試乗して「安全宣言」の森本防衛大臣は、これらの事実に何と答えるでしょうか。

 では。

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