大卒12万8244人(22.9%)が非正規・未定を憂う

朝日新聞1面に、27日に公表した文科省の速報値が取り上げられています。今回から、雇用期間1年以上の「非正規」で就職した人数も調査した結果、全国4年生大学の今春卒業者55万9030人の進路(5/1時点)で、全体の3.9%(2万1990人)が非正規雇用で就職し、雇用期間の定めのない「正社員」として就職したのは60.0%(33万5295人)でした。大学院などに進学した人もいますが、就職も進学もしていない人は15.5%、(8万6638人)アルバイトなど一時的な仕事(雇用期間が一年未満)が3.5%で、1万9596人で、非正規とアルバイト、そして未就職を合わせると22.9%(12万8244人)とのことです。

 欧米でも、若者の高い失業率が問題になっていますが、日本でも「大学は出たけれど」状態が常態化しつつあります。このような若者に未来がない社会では、人口減少にも歯止めがかからないのは当然です。

 まずは、財界言いなりに骨抜きにされた労働者派遣法の抜本改正をもう一度立て直し、「正社員が当たり前」の社会へ、国民本位の雇用制度を実現するために頑張りたいですね。

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