僕の趣味はと聞かれると、いの一番に「囲碁」と答えます。棋力は5段、30歳台のとき4段戦で優勝し、大会の賞品として正真正銘日本棋院の免状の贈与をいただきました。このころは、一局でも碁が打ちたくて、時間さえあれば「碁会所」に通い、定石、手筋、死活、寄せの本を手放さす読んでましたね。囲碁の本は、一問題が1~2分からぜいぜい5分程度で問題を解かないと実践には役立ちません。だから、解答がわからないと、すぐ答を見て思考の確認を行なうというところがありますので、少しの空き時間を利用し、いろいろな形で研鑽できました。
囲碁の中で、特に僕は「布石」が得意。「死活」は苦手。囲碁の一局は、よく無限の小宇宙にたとえられ、人生のありかたにも例えられます。囲碁は人生の縮図にも似て、僕にとって自分の活動をふり返ったり、これからの計画を描く上で、囲碁は趣味を超えた存在になっています。
名人戦(7番勝負)で井山名人が3連勝ですね。今は碁会所通いはできませんので、名人戦の打ち碁を並べて、「なるほど・さもありなん」などと自分流の解釈を楽しんでいます。打ち碁を並べると不思議と心が落ち着きます。昨年から新日本婦人の会で囲碁小組をもち、教えていますが、この情報はまた後ほど。では。