7月2日、徳島市議会産業交通委員会の管内視察で阿波踊り会館3階の「阿波踊りミュジアム」の映像システムを視察しました。
観光課長の説明によると、新しく一新した「映像システム」は、今年の3月1日から供用が開始され、3Dフルハイビジョン プラズマディスプレイ 103インチで、事業費は2123万1千円(きめ細かな交付金)。公共施設への導入は国内初とのことです。そして映像の効果・狙いは、①映像、音響、空間の相乗効果により、阿波踊り本番を再現し、その快感を味わってもらえる。②本番の熱気を実際に味わってみたいという、来徳のモチベーションを高める。③本番には、観光客も一緒に踊り、一緒に興奮し、みんなが主役となれることを印象付けるもの、と説明されました。
3Dによる阿波踊り映像は迫力満点~入場料は高いの印象
上映時間は4分、視察団全員で視聴しましたが、3D映像ですから、男踊りや女踊りが画面から飛び出す迫力満点の映像となっています。視察に参加して感じたことですが、阿波踊りミュジアムは「3D映像」の他にも阿波踊りの歴史的な資料展示もあるのですが、3Dの放映がミュジアムの大きな比重を占めているものと思われます。とすると映像システムの効果の説明でも、「来徳のモチベーションを高める」とあるように、いわば阿波踊りの宣伝コマーシャル的なものであり、入館料一般300円、中小学生は150円はかなり高いという印象を受けました。ちなみに、阿波踊り会館への総入場者数は58万4625人で、ミュジアムへの入場者数は3万7322人(6.3%・平成23年度)です。
では。