日米安保~この不条理・オスプレイ配備通告

 アメリカは6月29日、米海兵隊垂直離着陸機MV22オスプレイの日本への配備を正式に通告する「接受国通報」を行いました。日本側は、安保条約上、日本側にマンデート(権限)はない(森本敏防衛大臣)として、配備を容認する姿勢です。

しんぶん赤旗の報道によると、米軍が6月13日に公表したオスプレイ配備の「環境レビュー」では、普天間基地を拠点に沖縄県内69か所のヘリ着陸帯や本土の七つの低空飛行訓練ルートでも定期的に訓練を行うことが想定されています。

 オスプレイが訓練するという、本土七ルートの一つは、徳島県の上空から高知にかけて飛ぶ「オレンジルート」で、かつて早明浦ダム付近に米軍機が墜落したルートです。

 今年4月にモロッコ、6月に米フロリダ州で墜落事故を起こし、未亡人製造機と呼ばれるオスプレイの日本配備に、日本側に断るマンデート(権限)はないというこの不条理。対米従属の極みです。憲法を変えて天皇を「元首」にするという自民党の皆さんが戦後64年にわたって元首に頂いているのは、実は「アメリカ」だという現実をまず変えるべきではありませんか。

 ちなみに、日本共産党は、日米安保条約(軍事同盟)を廃棄し、「日米平和友好条約」の締結を提唱しています。憲法9条を活かした平和外交を推進し、アジアと世界から信頼される非同盟中立の日本の実現を目指しています。

 では。

カテゴリー: 政策・見解 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です