しんぶん赤旗(日刊)は、6月29日、首相官邸前に集まった20万人(主催者発表)の「大飯原発再稼働決定を撤回せよ」の大集会を「官邸前・空前」と一面トップで伝えました。
報道によると、集会は首都圏反原発連合の有志の呼びかけで、参加者は、関東だけでなく北海道、岩手、福井、長野、佐賀、長崎などから自主的に集まり、行動が始まる2時間近く前から人々が整然と列を作り、開始後も家族連れや背広姿の人など、初めて参加する人も含め続々と増え、列はどんどん伸びて内閣府だけでなく国会議事堂をとりまきましたと伝えました。
しんぶん赤旗は、この集会を一面トップで伝えたほか、15面でもほぼ全面のスペースを割いて、「佐賀からきた」「ネットを見て」「夜行で兵庫から」「仲間と参加した」「同僚を誘って」「主権者は俺たち」など多彩な参加者のインタビュー報道をしています。
朝日新聞は37面に「官邸前数万人」の小見出しで「写真」の掲載と囲み記事の中で、「東京・永田町の首相官邸前でも抗議行動があり、主催者は10万人が集まったといい、官邸周辺は騒然となった(警視庁調べで1万7千人)」とだけ報道。
徳島新聞は、3面に「再稼働反対、官邸包む、数万人が抗議行動」の見出しで、紙面中央に写真と集会模様を報道しました。
反原発、再稼働反対の運動は、市民の中に燎原の火のように広がり始めているようですね。では。