消費税増税に「政治生命をかける」という野田首相は、恥も外聞もなく公約を投げ捨て、ここぞとばかりに要求の「丸飲み」を迫る自民・公明との「密室談合」もいよいよ大詰めです。
茶番劇といえば、大飯原発再稼働に向けた、野田総理・福井県知事・大飯町長、そして原子力安全委員会や保安院の三文芝居もいよいよクライマックスというところでしょうか。
加えて、沖縄・普天間基地に配備するという「オスプレイ」の墜落事故報道。もともとオスプレイは、開発段階で事故が多発。米空軍は07年から運用を開始しましたが、10年4月にアフガンで墜落(4人死亡)、今年4月にはモロッコで4人死傷する墜落事故を起こしていました。安保にしばられ、ノーと言えない日本の姿の象徴のようです。
消費税増税も原発再稼働も、国民世論は明確に「反対」です。無論危険なオスプレイ普天間配備は沖縄県民は大反対しています。しかし、なぜか「政治」は国民世論に背を向け続けています。しかし、これは不思議でもなんでもない、財界とアメリカに頭の上がらない「民自公」政治の当然の帰結です。
「消費税談合」がまとまらなければ、゛首相゛は「解散」を示唆したと報道されています。野田さん。この際、国会解散しましょう。「国会解散」に国民はだれも反対はしないでしょう。せめて、主権者たる国民に審判をゆだねる。首相としての最低の責務を果たしてほしいものです。では。