徳島市議会・産業交通委員会質疑~ご報告。

 6月14日徳島市議会・産業交通委員会が開かれ、提案された平成24年度補正予算について、以下の質疑を行い「賛成」しました。

~若年生活困窮者(ニート等)支援事業について~

 県労働福祉協議会が行う「ニート・フリーター」など若年(19歳~39歳)の無業者に対する支援活動への助成を行う、「若年生活困窮者等支援対策事業費」(総事業費448万円中約2分の1の補助220万円)について、~ 私からは、同支援事業の推進をより図る立場から、民間団体への助成という形をとっているが、ひきこもりやニートの青年には青年が心を開く「寄り添い」支援など持続的支援が重要で、民間に対する助成だけでなく、徳島市自身の支援対策の具体化を強く求めました。

~地場産業「木工業」実態調査について

 落ち込みの激しい木工業について、主力商品・取引状況・技術などの聞き取り調査を行い、個別企業の要望による支援をおこないつつ産業振興の基礎資料の収集にあたるとして、「地場産業実態調査事業費」200万円の補正予算が組まれています。私からは、実態調査に賛成の意を表したうえで、個別企業への支援を積極的に進めるとともに徳島市として調査を通じて木工業の産業全体を視野に入れた戦略的ビジョンを打ち出すことの必要性を提起し、期待したいと要望しました。

~とくしまの「ブランドづくり」に関する事業について~

 「徳島グルメクリエイト事業」では、健康・美容をテーマに、徳島は「これ」と言われるものを2年以内に開発し製品化するとしています。また「ご当地B級グルメイベント」事業では、徳島ならではの「食による町おこし」をすすめるとするし、いわゆる「徳島ブランド」づくりについて事業予算が組まれています。私からは、第4次徳島市総合計画「行動計画」の中で、平成28年度を目標に「とくしまブランド」を現在の15から30に増加させます。とあるが、15の現在「徳島ブランド」としているモノはどのようなものがあるのか?と聞いたところ、レンコン・しいたけ・甘藷・阿波牛・ねぎなど11の農産品が報告されました。しかし、地名や産品表示で「とくしま」を表すものは阿波牛だけで、徳島産品は、取引業者の間では、評価は高い(ブランド)と言うものの、一般市民には「ブランド」として認識されていないものが多く、一般市民に広げるうえで、さらに工夫する必要があるとの要望を行いました。

市バスの徳島バスへの一部移行について

 地域交通課より、17号線・一宮線・天の原線について、本年10月1日より、徳島バス株式会社に運行を委託するとの報告があり「実証運行計画」が報告されました。運賃やルートについては、現行通りですが、運行便数について、現行のサービス水準の維持に努めたとしていますが、商業高校前~徳島駅の上り下り各一便、地蔵院~徳島駅の土日祝の上り下り各一便、しらさぎ台~徳島駅の土日祝の上り下りの各2便が減便となり、一部ですが、利用者減を理由とした「減便」となりました。私からは、減便の理由として挙げられた「利用者が特に少ない」とされる便の利用者数などを聞き、便数の減がさらなる利用者数の減にならないないように配慮を求めました。また、今後高齢化社会の中で、「買い物難民」に対する公共の足の確保について検討するよう要望しました。

 その他、「とくしまブランドアグリ体験スクール事業」(漁業・農業・販売・市場体験など年間を通じて総合的に小学生を持つ家族・20家族が体験する企画)や「とくしま地場産品新展開支援事業」(藍染め異素材)について、報告を受け、賛成しました。

 では。

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