原発「ゼロ」の決断でことを進めるかが!政治の試金石。

 今朝の新聞。29日の衆院本会議で野田佳彦首相は、「電力の3割を担ってきた原子力を直ちに止めては日本経済、国民生活は成り立たない」と強調し「安全性や必要性が確認された原発は、関係自治体のご理解を得つつ、再稼働について判断していく」と語ったし、野田首相が「原発必要性を強調」と報道しました。

 しかし、日本共産党は、原発は未完成な技術と指摘しているように、いったん漏れ出た放射能をコントロールし無毒にする科学技術を人類は持ち合わせていません。絶対に事故は起こさない、今後起きるであろう地震や津波などあらゆる自然災害に万全だと誰が言い切れるでしょう。まして、人は必ず「ミスを犯す」という問題もあります。100%の安全を誰も保障することはできないでしょう。よく原発事故も飛行機事故になぞらえて、どんな科学技術にもリスクはある、リスクを恐れていては何もできない、などという人もいます。しかし、原発事故は、飛行機事故など他の事故とは全く違う異質の性格を持っています。それは、福島原発事故の様相が明確に示しています。放射能汚染は、時間、空間を超えて人類を脅かし続けます。一時的な被害で終える他の事故と一緒には到底なりません。

 原発ゼロを決断すれば、私たちの生活スタイルや経済活動、そして、再生可能・自然エネルギーへの転換ももっとスピーディーに進むはずです。

 では。

 

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