1月18日午後1時半よりサンシャイン徳島アネックスを会場に徳島県内の各市議会議員約200名余?が参加し、研修会が開催されました。
研修内容は~「南海地震と津波の見直しについて」河田惠昭氏(かわたよしあき)関西大学社会安全学部長・教授の講演を拝聴するものです。
講演のレジュメ・資料はありませんでしたので、耳から入った講師の話の中で印象に残ったものをいいますと、~
約40%の住民が津波に対処できなかった事実
最初にスライドで18mの津波の実態映像があり、津波は繰り返し押し寄せ6時間は安全な避難場所の確保が必要なこと。東日本大震災の津波の教訓で、650人中43人が死亡した事例では、31%がいったん逃げてから家に帰っており、また逃げたが11%は命が危なかった、つまり約40%が津波に正しく対処できなかったと報告されました。
4連動地震対策の見直しで地震規模が変わる事になるが、地震学の知見はこれからも時間がかかり、従来のように想定上の地震規模を鵜呑みにせず、対処を考えることが重要とのことです。例えば、南海・東南海・東海の三連動に加えて「津波地震」の4連動にさらに、中央構造線が動くこともありえるとのことです。
津波の対処では、時間がなければ上へ、時間があれば遠くへ逃げる。 では。