「私の要求」の、徳島市との交渉の結果は?とのコメントをいただきましたので~

16日にブログで紹介した「私の要求で対市交渉」(生活と健康を守る会)に対し、交渉結果は?とのコメントがありましたので、同席した立場から感想的な事になりますがご報告をしたいと思います。

住宅問題では、市営住宅の増建築計画はないが、老朽化した建物の耐震化と建替え計画があり、また、国の制度を利用した民間住宅の借り上げと家賃補助制度について説明がなされ、その利用方法などが当局の回答で明らかにされました。また、住民からは高齢化した団地の入居実態が報告され施設管理の改善の必要性などでの意見交換ができました。

税金問題では、市街化区域の6~7反の農家の方から「高齢化によって農地の耕作も出来ないし、町外れで道路や下水もなく利用価値がないのに高い固定資産税と都市計画税がかかり負担できないので何とかしてほしい」との切実な問題が提起され、現状の市街化区域の矛盾が浮き彫りとなりました。当局からは、土地の評価について評価額を減額する場合に当てはまるかどうか検討したいとの回答がよせられました。

教育では、義務教育といいながら、現実には、教材費や学校の教育費に相当するさまざまな費用がPTAから出費されている実態が示され、活発な意見交換がなされました。「会」からは、教育委員会として学校の実態調査を行なうよう強く申し入れされました。

福祉では、主に国保と生活保護の問題で、生活事例が沢山報告され、社会保障としての国保や生活保護制度の運用について意見交換されました。生活保護の一線に立つケースワーカーの対応と研修のあり方また、国の基準で一人のケースワーカーが抱える件数を80件としているが、徳島市の実態は一人当たり120件を超えていて、職員数が不足していることについても相互理解がすすみました。

以上、全体で4時間あまりの「交渉」で、特に予算上の措置をとって実現するといったものはありませんが、このような機会を多く持つことが市政運営にとって大切だと感じました。

以上ご報告とします。

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「私の要求」の、徳島市との交渉の結果は?とのコメントをいただきましたので~ への1件のフィードバック

  1. 林 大輔 のコメント:

    とても分かりやすくまとめて頂き幸いです。

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