今日11月18日(金)のしんぶん赤旗(日刊)の一面に、「大阪府教育条例案に反対します」との学者・文化人アピールが掲載されました。記事によると、東京大学教授の佐藤学氏、小森陽一氏の両氏が記者会見し、大阪府前知事の橋下徹が率いる「大阪維新の会」が府議会に提出している大阪府教育基本条例案に反対するアピールを発表。アピールは両氏のほか、元中央教育審議会委員の市川昭午氏、女優の竹下景子さんら10人が呼びかけ、会見には教育評論家の尾木直樹氏がビデオでメッセージをよせられました。
アピールは、~
教育には子どもと教師らとの「自由な人間どうしの魂の交流が不可欠」と指摘。知事が設定する教育目標に従わない教育委員や教職員を罷免、処罰するという教育条例案は、「教育の力を萎えさせ、子どもたちから伸びやかな成長を奪う」と批判し、教育を知事や議会の支配下におくことは、憲法と教育基本法の大原則に反するとしています。さらに、維新の会の政治手法を「ファシズムの独裁政治を想起せざるを得ません」と批判しています。
アピールには、17日までに、作家の浅田次郎氏、阿刀田高氏、神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏、哲学者の梅原猛氏、エッセイストの永六輔氏、作家の高村薫氏、舞台芸術化・エッセイストの妹尾河童氏、映画監督の山田洋次氏の各氏の58人が賛同。
寄せられた「メッセージ」は~
●維新の会、条例案、断固反対します(俳優の杉良太郎氏)●維新の思い上がりが、子どもの教育をゆがめそうだと私も心配です(脚本家の小山内美江子氏)●戦前のような教育現場は絶対にごめんです(漫画家の石坂啓氏)●独断に気づかず、自己主張を正当化する言動を許すことはできません(服飾デザイナーの森南海子氏)●公教育の内容と方法に関する憲法上の制約を無視し、かつての失敗を再現するもの(一橋大学名誉教授の杉原泰雄氏)
ところで、みのもんたの「あさズバ」で,「業界誌」の魅力を取り上げるコーナーがあり、毎回見たことも聞いたことも無い、その業界でしか分からない、そして、なるほどと唸らせる業界新聞が紹介されています。
しんぶん赤旗は、業界紙といったら、おしかりを受けるかも知れませんが、大手の新聞とは一味も二味違う、政治と社会の動き、たたかう労働者・国民運動をすばやく報道する、まさに、国民に開かれた「政治」と「社会」の業界新聞です。これ、一応私の褒め言葉のつもりなのですが、いかがでしょうか。 では。