10月18日TV朝ズバが取り上げた「TPP」,
コメンテーターから出る「開国か鎖国か」「遠い先の破局を選びますか」の言動は何なんでしょう。TPPに賛成、反対双方の声は伝えてはいますが、一見公平さを装いながら、全体では、TPPに乗り遅れるなと、世論誘導しているとしか思えません。第一、TPPに参加しないことがどうして「鎖国」「破局」なのでしょうか。日本の農産物の平均関税率は12%で、EUの20%に比べてすでに「開国」状態です。事実を示さず「鎖国・破局」呼ばわりはないでしょう。
一方、とくダネが取り上げた、待機児童の解消と詰め込み保育の実態,
保育士1249人が緊急アンケートに回答し、「詰め込み」の保育実態を告発。保育士1人と幼児3人の従来の保育と、待機児童解消ということで改定された同じスペースで、保育士2人と幼児6人の保育実態をカメラを入れて観察。保育士一人に幼児3人という体制は変りませんが狭いスペースでは、思うような保育にならない実態をリアルに告発。また、ゼロ歳児一人当たりの保育スペースは、日本が3.3㎡で、ワシントンが4.64㎡、ストックホルムでは7.5㎡のグラフも示されて、日本の遅れた保育実態が浮き彫りとなりました。
テレビの影響力は絶大なだけに、考えさせられました。