増税なら大金持ちに~欧州の富豪らが主張・日本の「財界」に聞かせたいですね。

9月1日しんぶん赤旗7面に、「増税ならわれわれに」と独50人、仏16人、伊フェラーリ社長ら欧州の富豪らが主張しているとの記事が載っています。(ホンマかいな)と耳を疑う話ですが、ご紹介します。

ドイツの資産家50人のグループ「富裕層に資本課税を」が29日、メルケル首相に対し『財政赤字の打開策は、貧困層に不釣合いに負担となる歳出削減ではなく富裕層への増税だ』と主張したと英紙ガーディアンが30日づけで報じた。

フランスの富豪16人は23日、週刊誌「ヌーベル・オプセルバトゥール」で、政府の財政赤字削減支援のため富豪らを対象にした特別貢献税の創設を提唱しました。化粧品大手ロレアル創始者の娘のリリアン・べタンクール氏や石油大手トタルのクリストフ・ドマルジェリ最高経営責任者(CEO)、航空大手エールフランスKLMジャンシリル・スピネッタらが名を連ね「我々はフランスの制度と欧州の環境から恩恵を受けており、その維持に役立ちたい」と述べています。

イタリアでも高級スポーツカーを製造するフェラーリのルカ・モンテゼーテロ社長が、政府資産の売却などの条件をつけなが「富裕層に求めることから始めなければならない」とイタリア紙に語っています。

これらは、富裕層への増税を呼びかけた米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏の訴えに呼応した形となりました。

ドイツの50人グループ創始者のレールクール氏は「われわれは教会で教えているものや医師や企業家だ。資産の多くは相続したものだ。われわれは必要以上の金を持っている」「貧富の格差拡大を阻むために手を打たなければならない」と語っています。

フランスのサルコジ政権は、24日増税措置を発表。そのなかで年間所得50万ユーロ(5523万円)超えの世帯への増税を打ち出しています。

以上のような記事ですが、この記事、(ロンドン=小玉純一)とあり、赤旗のロンドン支局からの通信記事となっていました。

9月からしんぶん赤旗(日刊)が値上げとなりましたが、こんな記事を見ることが出来るのは、やはり赤旗しか無いように思います。

では。

カテゴリー: 見た・聞いた パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です