16日付けしんぶん赤旗(日刊紙)のNEWS@ニュースにハッとする記事が掲載されています。
東電福島第一原発事故によるセシウム汚染の稲わらで飼育した肉牛の出荷停止について、賠償を東京電力に負わせるのは「火事場泥棒」と論じる記事が月刊誌「公研」8月号に掲載されているとの報道です。
ちなみに『公研』とは、東京電力など電力9社と電源開発が発足させた「公益産業研究調査会」発行の月刊誌です。
報道によると~
問題の記事は、巻末の「事務局日誌」で、『天日に晒(さら)された稲わらへの放射性物質の影響などは、当然注意していてしかるべき』で、汚染は『その注意を行政が怠っていたために起きた』と主張。『電力(東電)にその賠償の責を負わすとは責任逃れもほどがある。大衆の怒りに便乗して、何でも彼(か)んでも責任を押し付けてくるとは、火事場泥棒のそしりを免れない』と断じています。
しんぶん赤旗は、原発事故の賠償責任を国に全面転嫁して東電の責任を棚上げにし、東電が被害者であるかのようにすり替える最悪の免罪論だと指摘しています。
確かに、赤旗の指摘するように、言いも言ったり「火事場泥棒」とはね。「公研」の筆者、さながら東電は、不本意にも火事を出した被害者とても見ているのでしょうか。この筆者(いや電力会社そのものと言っていいでしょう)の論で行くなら、放射能による今後の「健康被害」などは、さながら、自己責任だとでも言い出しかねません。
危険な放射性物質・死の灰を扱いながら、その最終責任を負う自覚のなさに改めて怒りを禁じ得ませんが、この程度の自覚でしかないから、「必要悪」として原発の推進ができるのだとも思います。
では。
この東京電力電力のコメントはレベルが低すぎる。
通達を出したのは誰に発信したかったのか?
その範囲は?福島の稲わらは殆どが地元消費になるが、宮城、岩手の稲わらの出荷は岐阜、三重、兵庫、宮崎、鹿児島で実際に稲わらを収集している農家に正しい情報が来たのは、同年6月20日過ぎにNHK の社会科学部から出された第一報まで放置していたのが現実です。それまでに収集並びに加工された物は消費されているものが多く実態調査もありませんでした。また、腐葉土の使用方法は園芸に限定されているようですが鶏卵の現場においてフチン酸の供給に給与することもある。無知とは恐ろしい