明日、徳島市市議会の常任委員会のひとつ「産業交通委員会」が開かれる予定でしたが、なぜか6月20日に延期となりました。
今度の産交委員会の主要議題は、「アニメ映画祭と常設アニメ映画館」への補助金の支出についての審議です。いわゆる、徳島市の中心地・新町の賑わいを「どう取り戻すか」の一環だと思いますが、上滑りの事業計画に為らないよう必要なチェックが必要だと考えています。
徳島市の産業振興はどうあるべきか、私は、徳島の地域の特性(肥沃な土地と水)を活かす第一次産業をまず土台にするべきで、中長期の市場の見通しと地場産業の着実な育成が欠かせないと考えています。今の時代ですから、「情報産業」などのベンチャー企業の育成なども大事なことだとは思いますが、「情報産業」は、実は場所を選ばない産業で、先行利潤を稼ぐ?ことが目的化するのではないでしょうか。その点、農業や漁業・林業は、土地や水、気候、など自然の恵みが基本条件で、その条件に恵まれている「とくしま」の地の利を活かさない手はないのです。ただ、これらの産業は今は「マイナー」産業で、後継者不在が常態化していることはご承知の通りです。しかし、よく考えて見ますと世界的食糧難は目の前に迫っており、未来は開かれていると思います。ただちに産業交通委員会でこれらを提起するにはまだ勉強不足の感は否めませんが、この分野、少し掘り下げて見たいと思っています。
では。