秘密「公電」が語るもの~

しんぶん赤旗の2面に、。「秘密公電・沖縄の怒り呼ぶ」と題して、沖縄タイムス・琉球新報の社説を引用した記事が掲載されています。秘密公電とは、内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米の秘密公電です。

 内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米軍の普天間基地移設問題をめぐる「米秘密公電」から日本の「対米追従」外交とはこういうものかと、あらためて、その「追従」ぶりに驚かされます。

舞台は、2009年10月12日・普天間基地の移設先は最低でも県外と公約した、鳩山由紀夫民主党代表が首相が就任した直後の日米協議の場面。

席上、長島防衛政務次官(当時)はキャンベル国務次官補らに「耳打ち」します。~「防衛省内の検討は米政府の結論と近似しており、北沢防衛相は名護辺野古に移設するという現行案を最も強く支持する現実主義者の一人」だと。

その直後、今度は長島氏のぬけた昼食会で、防衛省の高見沢防衛政策局長が米側に、~「長島氏の評価に過度に満足してはいけない。再編計画を調整している途中であまり早く柔軟な姿勢を見せるべきではない」と忠告。

さらに、辺野古への移設反対を掲げて、稲嶺進氏が当選した名護市長選挙直後の2010年1月26日、松野官房副長官(当時)は、在日米大使館に、政府が「普天間の県外移設を考慮するのは『形の上』だとし、県外移設はポーズにすぎない」ことを密かに伝えています。

4月5日の琉球新報の社説が、「他国にこびるあまり、自国の国民を平然と裏切る人間に外交交渉をする資格などない」「この国は事実上、米国の属国として世界史に刻まれるのではないか」と厳しく批判しているのは当然です。としんぶん赤旗は記事を締めくくっています。

では。

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