今日の朝日新聞。大震災、原発事故の報道にかき消されそうな2段見出しで、今春卒業する「大学生」の就職内定率(2月1日づけ)が77.4%と過去最低と発表されました。大学の内定率が8割をきったのは1999年以来初めてで、卒業が目前に迫っても就職先が決まらない大学生は推計で約9万人と報道されています。
今日、私の後援会事務所をたずねてこられた方との雑談で、僕ら頃は、就職には困らんかった。銀行をはじめ何社からも入社の内定をもらってこっちが会社を選んでいたのになぁなんて話も出ました。 国民の幸せとは無縁の「経済大国」日本。弱肉強食・外需だのみの大企業優先の政治から、雇用のルールは正社員が当たり前でワーキングプアをなくすこと。「ルールある経済」の確立、とりわけ224兆円に及ぶ大企業の内部留保を中小企業・労働者に還元させ、内需を増やす政治への転換なしに、就職浪人をなくすことは出来ません。
今、私たちはコントロールを失った原発の脅威にさらされていますが、行き詰った経済も同様に、大企業に対する政治のコントロールが求められているのですが…。
では。