母の「胃ろう」を、とりあえず見送って~

 今日の徳島新聞3面に、認知症 末期患者への栄養補給と題した記事が掲載されています。食事を取れなくなったお年寄りに対し、胃に穴を開る「胃ろう」や点滴による水分と栄養補給について、医師に対するアンケート(日本老年医学会員医師4506人中1554人の有効回答)結果のまとめです。

栄養補給の方針を決める際に困難を感じたか?との問いには、非常に感じた16%、ある程度感じた46%、少し困った27%、感じなかった6%、無回答5%で、医師の約9割が「決断の難しさを感じ」、始めた後も4割以上が途中でやめた経験がある。と回答しています。

 私の母も91歳で弟と暮らしていますが、腎臓の悪化などで水分や栄養が口から取れなくなり、入院と点滴による補給から胃ろうへの決断を考えに入れて対応をしなければならない時期がありました。癌などの場合、本人の意思を尊重し「ホスピス」で痛みをなくして最後の時間を普通の暮らしを大事にしていく生き方がありますが、このまま苦痛なく自然な生き方で人生の終末を迎えることができないものかなどと思案の毎日でした。幸い、入院期間中に一定の栄養を経口出来るようになり、今は自宅からのディケアーに通っていますが、いずれまた、決断のときがくるものと思います。自分のことなら、延命治療はやめてほしいとすぐ出せる決断なのですが、難しいものですね。

では。

カテゴリー: みたおさむ物語 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です