1月30日、東京墨田区が管理する「吾妻橋船桟橋」の視察をしてきました。事前調査の依頼書にもとづき、くわしくご報告いただきましたが、次の2点が、徳島市においても参考になるかと思います。
徳島市の新町西再開発に組み込まれた「ひょうたん島・川の駅」として設置される「浮き桟橋」と比較検討するためでしたが、①桟橋の工事に先立ってボウリング調査を実施し、浮き桟橋を係留する係留杭については、地層7mは、堤防工事の際地質改良した上、N値20~30の粘土質の地層約30mに、直径1.2mの摩擦杭を河床から15m程度打ち込んでいること。
また、桟橋の管理は墨田区ですが、桟橋管理条例を制定し二箇所の桟橋の管理を1800万円(平成25年度)で財団法人に委託し、接岸する船の使用料の徴収、利用の受付、桟橋の施錠など管理をさせているとのことでした。
以上から、桟橋建設にあたっては、津波・液状化等を考慮して、それに耐えうる設置方法が求められていること。また、実際に桟橋を運用するにあたって、管理をどのように行うのか、建設後の費用等がかかるのかどうかについても検討の必要があるのではないでしょうか。
では。