個人質問を終えて

 昨日の個人質問と答弁のポイントを紹介します。

☆「建設労働者の賃金引き上げのために」への質問に対し、答弁の特徴は、~ 設計労務単価の引きあげの目的は~「 ダンピング受注の激化によって、そのしわ寄せが労働者の賃金低下をもたらしている。若年入職者の減少による技能継承に困難が生じている。技能労働者の育成に一定の期間必要で、ここで対策を講じなければ近い将来、災害対策やインフラの維持・更新に支障を及ぼすおそれがあるとの状況をふまえ、国において、賃金の引き上げの改訂をしたものでございます」~等と答弁し、
 
 近い将来、災害対策やインフラの維持・更新に支障を及ぼすおそれがあるなどと危機感を示したものの、具体的にとのような方策、手だてをこうじて、設計労務単価の引き上げを現場労働者の賃金の引き上げにつなげるのかについては、私が手だての一つとして示した「日野市」の事例等についても「慎重に研究してまいりたい」などと述べ、
 実行ある方策を持っていないというものでした。
 最後に市長の答弁を求めましたが、「国の公共事業労務費に関する調査結果を含めて、その動向について注意深く見守ってまいりたい」とのべるにとどまり、市長自ら建設労働者の賃金引き上げに努力するしようとする姿勢は感じられないものとなりました。

  ☆安全で安心できる学童保育を保障するために~の質疑答弁では~

 現在、学童保育に登録された児童数が、39クラブ1772人となっており、学童施設で児童が過ごす年間の日数・時間は、270日から290日・1700時間。ちなみに、小学校で過ごす時間は(低学年)で、196日・1372時間ですから、学童保育を利用する子どもの全生活時間の2割に相当する長時間であることも明らかになりました。

 また、プレハブ施設の老朽化問題では、保護者から徳島市に提出された「老朽化」に起因する施設の問題を具体的に質問したうえ、プレハブの組み立てに使われるC型鋼材の厚みが2.3ミリしかなく、耐用年数が20年であることも事実上確認され、「既に平成元年にプレハブづくりで建築された保育会館の建て替えにも着手いたしております」と言及のうえ、「議員ご指摘の3施設につきましても、適切に対処してまいりたいと考えております」との答弁で、渭東第一学童会館建設にあたり、築年数を頭につけて答弁していることからも老朽化施設の建設という認識をもって対処していることは明らかで、築23年から25年を超えた「3施設への適切な対処」をすみやかに行うよう求めて質問を終えました。  
 
 明日は、文教厚生委員会での質疑となります。  では。

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個人質問を終えて への1件のフィードバック

  1. マサ子通信 のコメント:

    一般質問お疲れ様でした。

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