学童保育施設に関する質問について~答弁漏れがあったと変更がありましたので若干質問の訂正をしています。

9月11日10時からの個人質問について、答弁内容の変更がありましたので、質問についても若干の訂正を行いました。訂正に関して、太字で採録しておきます。では。
★安全で安心して生活できる学童保育を保障するために
初問
ご承知のように、学童保育事業とその施設は、共働き、あるいは一人親の小学生の放課後の生活を継続的に保障することを通して、親の仕事と子育ての両立支援を保障する事業であり、子どもたちにとっては、家庭に代わる毎日の「生活の場」となる大事な事業だと思います。そこで、安全で安心して生活できる学童保育を保障するために、本市における学童保育の実態とプレハブの老朽化施設などの改善についてお聞きします。
まず、本市における学童保育事業の目的や位置づけはどうなっていますか。そして、学童保育の実態について、施設の数と児童数、また、年間子どもたちが学童保育で過ごす日数・時間数についてお答えください。
また本市の学童保育施設の中には、平成元年を前後して建設されたプレハブの、いわゆる「老朽化」施設が数か所あり、ある学童保育の保護者からは、早急な建て替え要望もだされていることもお聞きしています。
そこでお聞きします。本市のプレハブの「老朽化施設」の建設築年数・耐用年数或いはC型鋼材の厚みについて、お答えください。
そして、施設を利用している子どもの保護者や指導員、学童の運営委員会などから、具体的にどのような施設の実態や要望が本市に上がっていますか、それらの要望と併せて、本市として施設の実態をどのように認識されていますか。

再問
学童保育に関して、引き続き質問を続けます。
まず、ご答弁で、学童保育が、働く市民にとって重要な子育て支援策であり、子どもたちに、遊びや生活の場を提供し、子どもたちの健全育成を目指すという大変大事な事業としてのご認識をいただきました。
学童保育施設で子どもたちは、年間270日~290日、時間にして年間約1700時間あまり過ごすとのことですが、これは、通常、小学校低学年(1~2年生)の生徒が学校で過ごす時間が、日数で196日・時間数で1372時間ですから、いかに学童保育施設が子ども達にとって長時間過ごす場とあるかということも明らかとなりました。
ちなみに、子どもたちが生きる年間の全時間が8760時間ですから、1700時間という時間数は、19.4%にあたります。子供たちの生きる全時間の約2割の時間を学童保育事業・施設は担っているということであります。
このように、学童保育を利用する、子どもたちにとって重要な施設である、学童保育施設ですが、ご答弁いただいたように、現在徳島市では、助任・千松・佐古の3か所で、築23年から25年を経過したプレハブの施設があることが明らかとなりました。
そして、プレハブ施設の内の一クラブから、建て替えの要望書も出されているとのことであります。その要望書には、保護者会の話し合いの場で「1988年に建設されたプレハブ施設の老朽化が進んでいる。100人以上の子供たちが2階で生活することもあり床が抜けないか心配」などの意見が出されたとあり、また、2008年当時保護者会が簡易的な耐震診断を依頼した一級建築士との懇談で、建築士から「本来鉄骨の柱に合板固定されるべき筋交いが現場で溶接されている。必要な梁もなく建物が揺れている状態だと思われる」などの指摘がされ、不安は増すばかりとの保護者会からの要請を受けて、運営委員会として、新築・建て替えの要望を出されたとあり、非常になまなましい、プレハブ施設の実態が記されたものとなっています。
同要望書を出された、学童クラブですが、本年4月13日に徳島市で震度4の地震があったとき、「地震の被害の有無」について、所管課から問い合わせがあった際、「一見した感じは破損などは見当たりません。しかし、建物がプレハブで古いので、今後心配です。また、立地が体育館の横なので、開所時にもっと大きな地震があったら不安です」とファックス送信されています。
そのほか、回答でも示されましたが、平成25年度備品購入要望調査でも、「鉄製の支柱の根元がさびて折れそうになっている」「階段の揺れがひどいので手すりを設置してほしい」「窓と網戸が全く開けられないところがある」「壁と床の設置部がはがれガムテープで補強しているので修理を」など、老朽化が原因と思われる要望がなされています。
さらには、台風15号による被害報告でも、激しい雨の時に玄関部分から2階に上がるところの屋根から大量の雨漏りがあったと、雨漏りに対しては、大判のタオルを敷いて水を吸わせた、保育がなかったため子どもたちには影響がなかった。との報告も出されているのではありませんか。
私は、別のプレハブ施設を利用している学童クラブの指導員の方にもお話をお聞きしましたが、そのプレハブ施設でも網戸が開かなくなっている。玄関も狭く子供たちの出入りに不自由、トイレの入り口が男女共用で男子トイレの並びの奥に女子トイレがあり、改善が必要などの意見もお聞きしました。
これらは、建て替えなど、抜本的な対策なしには問題の解消は難しいとの印象を強く感じました。

ところで、プレハブ大手のメーカーでは、プレハブには、耐用年数があり、梁や柱に使用するC型の鋼材の厚みで2.3ミリのものは、20年、3.2ミリのものは25年といわれているお聞きしました。 現在、徳島市のプレハブ学童施設のC型鋼材の厚みは、設計図や実測からもC型鋼材の厚みは2.3ミリとのご答弁ですので、メーカーの耐用年数の位置づけから行くと20年ということです。助任第一学童クラブの築25年をはじめ、それぞれ耐用年数を超えて使用されていることとなります。
保護者らが、地震による倒壊の危険を感じている老朽化したプレハブ施設の実態からしても、また、築年数が、大手プレハブメーカーの云う耐用年数を上回るからことからしても、老朽化したプレハブ施設に関しては、建て替えなど、抜本的改善策が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

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