11/21四国中央市・川之江文化センターで、「九条の会」初の四国ブロック交流会が開かれました。全体では約180名・徳島県からは私をいれて33名が参加しました。
午前中の全体集会では、小森陽一「九条の会」事務局長・東京大学大学院綜合文化研究科・教養学部教授が「九条の会の歩みとブロック交流会の意義」と題して講演し、読売は毎年4月の第一週に憲法世論調査の結果を発表している。「九条の会」が発足した2004年の読売新聞の世論調査は憲法改正賛成が過半数を占め憲法改悪反対が少数派だったが、「九条の会」の発足後、2008年では逆転して憲法改悪反対が6割にのぼり、「九条の会」がこの間果たしてきた役割と意義を強調しました。
また、なぜ「九条の会」が知識人など9人の呼びかけで発足したのか? 呼びかけ文の中身に触れて「主権者として、九条を持つ日本国憲法を自分のものとして選び直す」この立場を運動の原点としていること。「九条の会」アピールは、全国・地方に九条の会の結成を呼びかけたこともないし、呼びかけていないにもかかわらず、このように全国にさまざまな形で「九条の会」が草の根で広がっていることへの確信を持とうと訴えました。
最後に、、「長丁場の運動」をどう進めるか、という問題提起をし、今後の闘いとして、九条を「守る」から「生かす」運動作り、日常的に地道にゆっくり確実に大きくなるのだということをはっきり意識した運動作りなど故人となった加藤周一氏の言葉を引用し講演を締めくくりました。
午後は、4つの分散会に分かれて「交流会」となり、私は第2分散会の座長として参加しました。分散会では、地域の九条の会だけでなく俳句九条の会や美術家九条の会など多彩な九条の会の活動が紹介され有意義な交流会となりました。
第2分散会の中で「九条の会の運動が共産党の活動だなどとを色めがねで見られたりするが…」との発言が出され、これに対し、徳島の参加者から、今年5月の地域の取り組みに「三木睦子」さんからよせられたメッセージが読み上げられ、自民党の首相をした三木武雄夫人が運動の先頭に立っていることを紹介しました。また、その場にいた乾晴美さんが「徳島で民主党の顧問をしている私が参加していることがそのような色眼鏡をはずすことになる」と述べ大きな拍手に包まれました。参加者から「感想・質問や要望」も多く出され、運動の展望と確信を得る貴重なブロック交流集会となりました。