7月8日、四国電力が原子力規制委員会に伊方原発3号機の再稼働申請を行ったことに対し、「伊方原発をとめる会」は次の抗議文を発表しました。
本日、四国電力は原子力規制委員会に、伊方原発3号機の再稼動申請を行った。
福島原発事故が収束できず、事故原因も解明されず、いまだに15万人に及ぶ人々の避難生活が続いている。こうしたもとでの再稼働申請など、断じてあってはならない。
伊方原発は巨大活断層に近く、制御棒が入らないことが危惧されているが、今年3月に四国電力が知事に示した対策は「影響を緩和する」ものでしかない。巨大地震が原発を襲い、運転時のまま炉心損傷に至った場合、膨大な熱量を収束する方策はない。それは、未曽有の汚染が広がり、住民は避難方法も分からないまま深刻な放射線被ばくにさらされ、住むことのできない広大な地域が広がることになる。
再稼働の申請は、人々の安全よりも会社利益を優先するものである。電力は足りているのに膨大な国費を浪費しつつ危険を延命し、巨額の費用を住民の電気料金にかぶせることである。安心して暮らしたいと願う住民の願いからの完全な乖離である。何十万年も有害な放射性廃棄物を地球環境と子々孫々に押し付けることである。
これらは、人倫に反し人道に反するものである。
再稼働申請した四国電力の暴挙に強く抗議し、撤回を求めるものである。
2013年7月8日
伊方原発をとめる会
以上の文書は、見田治(伊方原発差し止め訴訟原告団)宛てにメールで送られてきたものです。
参議院選挙での共産党の躍進が原発再稼働をさせない大きな原動力になることは間違いありません。原発再稼働ノーの一票を共産党へお願いします。 では。