久しぶりに徳島労連の事務所に立ち寄って森口事務局長と面談。11/9に徳島労連が行なった「ハローワーク徳島」前でのアンケート集計結果を頂きました。
以下は、有効回答数34名の集計結果の特徴です。
男女比は、男性が67.6%、女性が32.4%です。
年代の別では、20代(23.5%)、30代(5.9%)、40代(26.5%)、50代(20.6%)、60代(17.6%)、70代(2.9%)、という結果です。20代の若者と中高年者の方の求職者が多いようですが、40代50代の方は、家庭があれば子育ての真っ只中というところでしょうか。学校関係者からは親の失業で、高校生の中退や進学断念という事態も起こっていると聞きますので、心が痛みます。
最後の仕事の雇用形態は?の質問に、正社員だったと答えた方は44.1%で、パート・アルバイト・期間契約社員・派遣・請負など、いわゆる非正規雇用と応えた方が、45.3%となっています。雇用の不安定な方がやはり多いと思う反面、正社員のだったのに失業したかたも半数に上っています。失業・離職の原因では、解雇が26.5%で最も多く、続いて自己都合が20.6%なのですが、自己都合との離職率と正社員だったと応えた方の比率44.1%の開きを見ると、正社員へのリストラ等・解雇の広がり状況も浮かび上がってくるのではないでしょうか。
気になったのですが、失業給付を受けていますか?の問いに対して、受けている17.6%、待機中11.8%で合わせて失業給付の対象になっている方が約30割りしかなく、支給期間がすぎた32.4%受給資格満たせず11.8%、雇用保険未加入14.7%と約6割の方が、失業給付の対象外となっていることです。
当然日々の生活をどのように切り盛りしているか?気になるところですが、現在の主に生計は?の問いには、預貯金の切り崩し35.3%、家族の収入が、50%で、失業給付によるは、23.5%しかありませんでした。
仕事を選ぶ基準は?の問いでは、35.3%と最も多いのが、仕事の内容(慣れた仕事)と答え、続いて、長く働けるかどうかが20.6%、賃金11.8%と続きます。項目の中に「仕事のやりがい」という項目がありましたが、ゼロ%という結果で、厳しい求職の実態の側面を見た思いです。
今あなたが切実に求めているもの、雇用対策として重要だと思うものを3つあげて下さいの問いに、再就職先の確保61.8%、失業給付の期間延長38.2%、公的な就労・仕事の拡大26.5%、失業給付額の引き上げ23.5%、失業防止や解雇規制の強化20.6%失業給付が受けられない人への支援17.6%等と続きます。
徳島県労働組合総連合(徳島労連)は、これらのアンケートをさらに集めて、求職中の労働者の支援をさらに進めたいとしています。私も、徳島労連顧問としても、日本共産党の徳島市生活・労働相談所所長の立場からも徳島市政をはじめ国政にこれらの実態を反映し改善を求めて行きたいと思います。