10/30、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会創立55周年とバンドン会議55周年を記念して、日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長が「世界史の中で21世紀を考える」と題して講演された内容が「しんぶん赤旗、日刊・日曜版」に記事としてくわしく掲載されています。
私たちは、日常あふれる情報を自分の好みで切り取って生きているように思いますが、不破さんのお話は地球上の人類社会を世紀の時間的流れの中で政治・経済・文化などあらゆる「情報」を凝縮し見るもので、今私たちが生きている現代社会が「史的唯物論と弁証法」によってこんなにも分かりやすく立体的に明らかにできるものだと感心した次第です。
この講演の中で、不破さんは、現在の社会のあり方では、「現在の世界の特徴は、異なる社会体制や文明の国々が地球上でひとつの世界を構成している」として、ここでは、「①異なる社会体制②異なる諸文明の共存という二つのルールの確立」が必要と指摘し、さらに、核兵器廃絶と地球温暖化規制を二つの世界的な緊急問題として提起しています。これからの人類社会がどのように変化していくのかについても、社会主義をめざしている国々が、経済の面でも政治の面でも、国際動議の面でも、人類の未来社会の探求者にふさわしい優位性を発揮することを願っていると述べています。
毎日、毎日、追いかけ・追いかけられて暮らしているのですが、たまには、10年・100年単位で振り返ってみるのも…~いや、1年2年でもいいんじゃないかな。では。