今朝のしんぶん赤旗に、日本共産党政策委員長対かたやケインズ経済学者の大瀧雅之東大教授の討論会(主催・日本民主青年同盟東大駒場班)の内容が大きく報道されました。
かたやマルクス経済、かたやケインズ経済学の異色の取り合わせの両者が「徹底討論 日本経済をどうする!」をテーマに話し合うということだけでも興味津々というところですが、面白いのは、格差の拡大を解決するために何が必要か~財政、金融、雇用をめぐり、立場を超えて思いを共有し、政策的取り組みでも、例えば、雇用について「労働者を守るルールが必要」(小池)に対し、「結論は基本的に小池さんと同じ」(大瀧氏)など一致していることです。
インフレターゲット政策なぜ?(討論の中で)
小池氏~なぜ右寄りの勢力を中心にインフレを煽る動きがあるのかの問いに
大瀧氏~金持ちや大企業がバブル経済の時代に投機でつくった債務をインフレで帳消しにしようというのが今の動きだ。そのために普通に働いている人がどうなっても構わないという考え方です。こんなことを許していいわけはない。とインフレターゲット政策の内幕を厳しく批判しています。
記事への感想ですが~
①日本共産党の経済政策が近代経済学上も、きわめて普通の考え方なんだということ②アベノミクス(自民党型の経済政策)が実はいかにゆがんだもの(富裕層と大企業本位)であるかということ、③そして、こんな討論会がもっと身近に、お聞きできればいいのですが、④そしてもう一つ、こんな記事を見るたびに「しんぶん赤旗」読者を増やすことの必要性を強く感じるのです。
では。