笠井亮衆院議員(共産党)が韓国訪問~竹島問題の解決で交流

 11月6日しんぶん赤旗の3面に、笠井議員の「韓国訪問・歴史対話・上」が6段で掲載されています。

 笠井議員は、10月17日~20日韓国を訪問。朝鮮王朝儀軌の返還問題で交流した各界関係者と交流。日韓関係が過去最悪の状態にまで悪化している中で、日本共産党第5回中央委員会で採択された「竹島関係部分(韓国語訳)」を各界関係者に手渡し打開の方向を率直に話し合いました。

 竹島は韓国側では、独島と呼んで、「独島の領土問題は存在しない。韓国が実効支配しているので、討論の必要もない(与党セヌリ党の金在原議員)」という立場ですが、

 笠井氏は、竹島は歴史的にも国際法的にも日本の領土であると主張すると同時に、この島を日本に編入した1905年という時期は、日本による韓国の植民地化の時期と重なっていることをはじめ、「どうやって話し合いのテーブルをつくるかが大事ではないか」と述べ、「竹島問題で立場は違うが、日本が過去の侵略戦争と植民地支配の真剣な反省を土台にしてこそ、道理ある解決の道がひられる。侵略戦争と植民地支配に反対した政党(日本共産党)だからこのような提唱ができる」と訴えています。

 金議員は、笠井氏の話をうなづきながら聞き、「笠井議員のお話を感動的に受け止めた。基本的には、議員のお考えに同意できる」と表明。「侵略戦争を正当化する日本側の話を聞くたびに、事実と違うと思っていた。笠井議員のような方が日本で増えれば、日本と韓国がもっと親密な友人になれる」と語っています。

 別の韓国国会関係者との懇談では、「提唱はおっしゃる通りだ。結局は歴史認識だと思う。領土問題では、やはり日本側が全体的な戦略を立ててアプローチしてくれば、一気に解決できなくても、現在のような状況にはならないと思う。日本共産党、頑張ってください。」との期待の声が寄せられたといいます。

 日本の未来を考えるとき、まず何と言っても「アジア」の中でその未来を見出さなければなりません。侵略戦争に反省のない自民・民主の2大政党や橋下・維新を軸とした極右連合の第3極では、中国や韓国などとの本当の信頼関係は築けません。

 日本共産党の「外交力」、日本共産党の「立ち位置」にあらためて共感と脱帽です。

 では。

カテゴリー: しんぶん赤旗, 政策・見解 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です