小冊子・「一からわかる日米安保」を読んで

 今年の10・21徳島県集会で購入した、安保廃棄中央実行委員会が発行する小冊子「一からわかる日米安保」を読んで、改めて、日本の政治・外交・経済が日米軍事同盟(安保条約)によっていかにゆがめられているかを再認識させられました。

その小冊子の一部をご紹介します。

《世界にない、在日米軍基地の異常》

 日本の米軍基地は、アメリカが軍事同盟を結んでいる国の中でも、その異常さが際立っています。第一は、米空母の母港が世界で唯一置かれている異常です。NATO(北大西洋条約機構)軍事同盟の国々は母港受入れに反対してきました。38年前に受け入れたのは日本だけです。第二は、「殴り込み部隊」といわれる米海兵隊の前進基地がおかれているのも日本だけです。アメリカは3つの海兵遠征軍を保有し、米本土東・西海岸と沖縄に配備しています。海兵隊航空部隊が岩国に、上陸用艦隊が佐世保に配備されています。第三は、首都東京に広大な横田米軍基地が、戦後65年以上居座っている異常さです。これらの米軍基地はいま、「米軍再編」によって著しく許可・拡大されようとしています。海兵隊は、辺野古に最新鋭の出撃基地建設を計画しています。横須賀には、原子力空母が配備されました。岩国には、空母艦載機部隊が移駐され、極東最大の米軍基地に変貌しようとしています。これら米軍のための基地増強計画が日本国民の税金3兆円を投入して強行されようとしています・これもきわめて異常なことです。

小冊子のご紹介は、とりあえず、ここまでにしておきましょう。

 安保があるから、日本が守られているという方が、僕の周りにもいますが、果たして日米安保は日本を守っているのでしょうか。この問題についても、小冊子は、「日本防衛」は幻想だと明快に述べていますが、また次の機会に~ご紹介したいと思います。

 では。

 

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