10月26日10時から、第107回徳島市都市計画審議会が開かれ、徳島東部都市計画第一種市街地再開発事業(新町西地区)の議決が僅か2時間の審議で行われました。
14名の審議委員中欠席が2名。12名による挙手採決の結果は、塀本信之(日本共産党市議)委員が反対、他の委員は賛成。委員長を除く10対1の賛成多数で議決されました。
塀本委員は、徳島市の文化センターの利用状況等から、中心市街地の活性化にはならないこと。川の駅とホール利用と結びつけることに無理があることなどを指摘し、本再開発事業に反対を表明しました。また、組合施行による「強制執行」という事態をさけるためにも、地権者の全員一致を前提とした事業運営を求める「付帯事項」を議決にあたってつけるよう求めましたが、近藤審議会委員長によって却下されました。
他の、審議委員の賛成意見もお聞きしましたが、私には徳島市当局の言い分を各自代弁したもののように映りました。塀本委員の質疑や意見表明に対し、時間的制約を理由に委員長が制止する場面がありましたが、154億円もの巨費を投ずる事業です。もっと時間をかけて十二分に審議されてしかるべきではなかったでしょうか。
では。