しんぶん赤旗の果たす役割~大きいですね。

9月16日(日)の赤旗日曜版一面は、9日沖縄で開かれた「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」の10万人集会の写真です。

また、赤旗は、元国防分析研究所(IDA)主任分析官アーサー・レックス・リボロ氏が日曜版の取材に応じ、重大な証言をしたと報じました。

リボロ氏の新証言とは~‘人為ミスではない‘米軍は事実上認めた。

 問題の事故は、6/13フロリダ州で、夜間の空対地射撃訓練中、オスプレイが墜落、乗員5人が負傷したものですが、2機編隊でいた後続機が、飛行モードを固定翼モードからヘリコプターモードへの転換中の墜落でした。この墜落事故について、米軍は8月30日に事故調査報告を発表。「1番機の後方乱気流に関して事故機の機長と副操縦士が誤認によるエラーをした」のが事故原因だと述べ、1番機が引き起こす後方乱気流に後続機の左プロップローターが入り込みバランスを失い操縦不能になったとし、「人的要因」で起き、機体の構造的欠陥ではなかったとしています。日本政府もこの報告を追認し、沖縄への配備計画を進めようとしています。

 これに関連して、リボロ氏は、赤旗の取材に対し、この事故報告は『オスプレイの構造的欠陥を操縦士に責任転嫁している』と批判。「報告を仔細に読めば、人為的洲が事故原因だとみていないことに注意すべきだ」と注目すべき発言をしました。

米空軍の公式指針は、オスプレイ2機が編隊飛行する場合、操縦席間の距離を最低250フィート(約75m)に保つと規定し、1番機の後方乱気流は375フィート(114m)までしか示していません。

 ところが、事故報告は次のように述べています。

 「事故機の搭乗員は~上述の(空軍公式指針が定める)250フィートと375フィートという距離の2~3倍は保っていたのに、一番機の後方乱気流に遭遇した」

 リボロ氏は、この一節に注目し、「これは、事故機は規定に沿って適法的に飛んでいたと事故調査委員会が認めているということだ。適法的なら人為的ミスが原因でなかったことになる」といいます。

 なるほど、アメリカは「人為的ミス」といいつつ、操縦士は空軍規定にそって操縦し、墜落したということですか~

 オスプレイは、配備されれば徳島県の上空も飛行訓練(オレンジルート)することとなります。

 アメリカにノーと言えない、歴代政府。アメリカ言いなりに「人為的ミス」を追認した政府に、赤旗が、また一つパンチを浴びせました。

では。

カテゴリー: 政策・見解 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です