今日7月6日午前、徳島市議会「開発特別委員会」で、新町西地区再開発事業について現地視察を行いました。
都市整備部まちづくり推進課の現地配布資料では、同事業の「目的」は、次のように記されています。
本市の中心市街地の衰退は深刻さを増しており、都市機能の向上などにより街の再生を図ることが急務となっている。新町西地区においては、地元権利者が中心となり市街地再開発事業によるまちづくりの計画策定がすすめられ、その事業化を目指した活動が続けられているところである。この事業は本市中心市街地の再生に資するものであるため、本市もこれを支援していくものである。 とされています。
この「目的」で明らかにように、徳島市は、地元権利者らのまちづくり計画を「支援」するとの立場ですが、肝心かなめの資金計画(概算)は、総額で154億円で内徳島市が負担する金額は125億円ですから8割を超える「支援」を行う計画で、徳島市の丸抱え支援事業となっています。また、徳島市の丸抱え支援事業にもかかわらず、「地元権利者」の再開発組合が施行者となるため、議会に事業計画や基本設計、建築工事など、一切の報告義務を負わず進めることが可能という事業でもあります。
7月に入り、徳島市が「形式的なもの」という県との協議があり、「計画案の広告・縦覧」、都市計画審議会を経て、10月には「都市計画決定」を行うとの方針ですが、同事業の問題点を引き続き明らかにしていきたいと思います。
「この計画でホントにいいの!?」
新町西再開発を見直すフォーラム開催します。7月15日午後2時からとくぎんトモニプラザ(県青少年センター)3階大会議室、講演は「小西昌幸さん」と「遠藤哲人さん」です。多数のご来場をお願いします。
では。