徳島市議会は今日から3日間の予定で、各会派の代表及び個人質問が行われます。初日の今日は、創政会(美馬秀夫氏)、民主市民クラブ(久次米尚武氏)、みんなの党(齋藤智彦氏)、市政同志会(河口達氏・佐々木昌也氏)が質疑を行いました。
中心市街地の「活性化」はホールだけではできない~?との認識が明らかに!
私の興味を引いたのは、市政同志会の佐々木氏が行った「新町西地区市街地再開発事業とひょうたん島川の駅構想について」の質疑でした。原秀樹市長の与党であり、市議会最大会派の市政同志会のこの事業に対する見方や考え方の一端が質疑を通して、垣間見ることができたからです。その一つが、佐々木氏が『再開発と川の駅構想をあわせたまちづくり』という質問項目の中で述べた「ホールの建設だけでの活性化は限界がある」と述べたこと。二つは、ホール建設を「箱モノ事業」と評しつつ、中心市街地の再生に必要な事業として評価したこと。三つは、そごう図書館などを例にとり、徳島駅から川の駅、阿波踊り会館を含め、新町西地区より、中心市街地の「面」としての再生論を基調にしていることなどです。
質疑をお聞きし、結局、音芸ホールを核とした新町西地区再開発事業で、街のにぎわいを取り戻すことはできないことを認めつつ、箱モノ事業に都市再生をゆだねる徳島市の姿勢が浮き彫りになったのではないでしょうか。