公的責任を投げ捨てる保育の「制度改革」ストップを!

9/12全国保育団体連絡会の実方伸子さんを講師に、「制度改革で保育園はどうなる?」と題した学習会が開かれ参加しました。

 実方さんの講演で、現在の公的保育と「制度改革」の違いをくわしく学習することができました。ひと言で言うと、現在の公的保育では、児童福祉法24条で市町村に「保育実施義務」があり、保育水準の確保に当たって、児童福祉法45条で「最低基準を定め、遵守する義務」が課され、財政についても、市町村・都道府県・国に「財政保障義務」が法律によって義務付けされているのですが、この法律をとっぱらって、民間保育事業の育成をはかり、父母の自己責任と営利を基本にすえようとしていることです。民主党政権下で、こんな議論がすすんでいる事に驚きです。来年一月にも「保育制度改革法案」が出されるとあって、すわ、これは一大事です。しかも、ほとんどの国民は「改革=改悪」の正体を知らないのですから、恐ろしい話です。どこにお金(税金)を使うか? これも利益第一主義、目先の利益にしか目が行かない大企業優先の弊害のひとつです。

 

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