なぜ?原発に固執するのですか…

 29日付け徳島新聞3面に、「原発5月までに再稼動・前原氏、ゼロ回避へ見通し」の見出し記事に驚きました。
 民主党前原誠司政調会長が、28日、5月5日までに、政府が他の原発を再稼動させるとの見通しを示した。都内の講演で「動いているのは一つだけだ。5月5日までに再稼動が図られるのではないか」と述べた。と報道しています。
 再稼動をめぐっては、関西電力大飯原発3・4号機(福井県)に関しストレステストの一次評価は問題なしと原子力案税委員会が安全評価結果を決定し、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)でも、原子力安全・保安院が安全評価の一次評価を妥当としています。
 講演で、前原氏は「夏場の電力不足を回避する観点から原発再稼動は不可欠との認識をにじませた上で、政府と地元の話し合いを慎重に進めなければ為らない」と述べた。と報道し、民主党の幹部は、「大飯原発と伊方原発の流れに沿った話だと指摘した」といいます。
 政府からは、自然再生エネルギーへの転換を積極的に進めるというメッセージは全くと言っていいほどありません。「電力不足と料金値上げ」を盾に「原発の再稼動」をすすめる意図がありありです。
 東電は、さらに1兆円の公的資金の支援を求めたと報道されましたが、経済的にも原発のもつ計り知れない危険性は明らかです。また、10万年もの将来にわたって使用済み核燃料の放射能の危険を回避する手段は無く、何一つ原発の優位性は無いにもかかわらず、ここにいたってもなお、なぜ? 原発に固執するのかまったく理解に苦しみます。
 金・利権の力は原発より恐ろしいということでしょうか。 では。
 

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