「わたしには安定した仕事とお金がありません。辛うじて時給700円の期間雇用のパートで、いつ解雇されるか分かりません。大学を出たってこんな仕事しかないのです。こんな男が自分の大切な娘をくださいなんて言ってきても、了承する親なんているわけがないのです。それに年収100万円ほどの身で結婚や子育てなんて考えられません」
こんな「読者の手紙」が1月31日の徳島新聞に掲載されています。
2060年人口3割減・8674万人(国立研推計)の発表にびっくり報道のマスコミですが、ワーキングプアが一千万人を超える日本の雇用の現状を人口減社会の基本問題として取り上げるべきでしょう。
優遇される富裕層、格差と貧困の深刻さを見れば見るほど~「社会」とは、一体何なのか?何のために会社があり経済があるのか?すべての人間が幸せになるためではないのか?という社会の根本問題が問われ始めています。