徳島市議会 12月議会閉会しました。(議案約90%に賛成)

徳島市長から提案された議案122件/のうち、13件について反対し、他は是としました。

 反対議案(要旨)をお知らせします。( )内氏名は反対討論者

1.平成22年度各企業会計決算認定6件中1件「水道料金値上げを是とする決算」に反対(加戸議員)しました。主な理由は、値上げの理由とされた第4期拡張事業について、もともと赤字事業が明確で、地方財政法第6条の規定を適用し一般会計からの繰り入れを実施すれば値上げの必要はなかった。これを実施しなかったがために水道会計の赤字をすべて市民に押し付けている。今後8年サイクルで値上げが懸念され、一般会計からの繰り入れを行なうよう求める。

2.平成22年度一般・各特別会計決算認定11件中4件に反対(塀本議員)しました。主な理由は、議案第92号に①部落解放同盟執行委員長が基調講演する会議への参加費が含まれていること。②寿楽荘の民間売却のための出費は認定できないこと。③鉄道高架事業の負担金、新町西再開発事業の出費は認定できないこと。議案第93号は国保料を引き上げた決算であること。議案第96号は、むだな公共事業である流域下水道事業推進のための会費が入っていること。議案第101号は、高齢者を差別する後期高齢者医療事業特別会計であること。から、4議案に反対しました。

3.給与改定等関係議案、8件中8件に反対(中野議員)しました。改定案は、徳島県人事委員会勧告を参考に一般職(50歳台を中心に40歳台から)給与を減額改定するもので、公務員の賃金引下げは民間労働者の賃下げにつながり、かつ地域経済をますます疲弊させる。ことから反対しました。

以上のほか、請願第7号「消費税によらない最低保障年金制度創設」第9号「無年金・低年金者への基礎年金国庫負担分の支給を求める」(いずれも請願者・年金者組合)は、船越議員が賛成討論を行いましたが、不採択となり、第6号「不活性化ポリオワクチン予防接種改善」第10号「混合型血管奇形の難病指定を求める」請願は全会一致採択されました。また、議員提出議案第10号「不活性ポリオ」議員提出議案第11号「子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の定期接種化」議員提出議案第12号「混合型血管奇形難病指定」ついても全会一致採択されました。

議員提出議案第13号、徳島市議会議員定数を10名削減する条例改正については、賛成少数で否決されました。

塀本議員が反対討論を行ないましたので要点を紹介(見田文責)します。

削減理由の中核市構想は、近隣町との合併が条件だが、藍住町・松茂町・石井町は、「合併に頼らず自立した町づくりをすすめる」と各町の「総合計画」に明記し、自立した町づくりをすすめており、「中核市」そのものは夢想にすぎない。人口比に対する議員数は、類似都市との比較が妥当であり類似都市の平均33.4人は現在の徳島市の定数34人とほぼ同数で、人口比から見て現行定数は妥当なものといえる。徳島市議会は、海洋パーク、互助会事件、体育振興公社事件、第十堰などでリードする役割を果たし、また、少数会派への代表質問の配慮やテレビ放映、政務調査費への原本領収書の添付など市民要望にもこたえてきている。これらは、開かれた市議会をめざす貴重な成果であり、多様な考えを持つ市民の代表として、議案のチェック、二元代表制の原則からも現行定数は必要といえる。よって、削減に反対する。

以上が、徳島市議会第5回定例会での議案結果でした。

では。

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