阿南火力発電2号機の運転再開(22万kW)
今朝の徳島新聞3面には、四国電力が阿南発電所2号機の再稼動を前に報道陣に公開し9日に営業運転を始めるとの記事が掲載されています。記事によると、2号機は老朽化と代替電源の確保を理由に運転を停止していたが、伊方原発の1号機3号機の定期検査による停止で電力需給のひっぱくが予想されるため再稼動が決まった。と報じられています。また、同新聞の9面には四国電力の電力供給実績(10月)は、原発14.6%・火力74.2%・水力10.1%新エネ1%となっています。
電力供給の不安なし
私の注目は、伊方1、3号機が停止する中、既に実際の供給実績で原発依存が15%となっていること。また、後一ヶ月で伊方原発2号機も定期点検となり、事実上すべての原発の停止の可能性が高まっている中、四国の電力供給不足に関する報道は全く無いという点です。
四国電力のホームページによると、阿南火力発電所2号機は出力22万kWですが、四国電力では、これまで、原発への依存を高めるために、火力では能力利用率は60%以下、水力では30%以下に抑えてきました。また、あまり知られていませんが、四国には四国電力以外にも発電能力を有する施設があり、例えば、電源開発210万kW(火力)と23万kW(水力)・土佐発電16.7万kW(火力)・住友共同電力85万kW(火力)と6万kW(水力)・県営11.5万(水力)・風力(公営・民間)12.3万kW など、合わせて、364万㌔㍗の発電能力があります。伊方原発は3基で、202万㌔㍗ですから、原発からのとりあえずの代替発電能力は十分備えていることになります。
12月1日から徳島市議会がはじまりました。12月7日個人質問の2番手で午前10時半ごろから私の質疑時間となります。再生可能(自然)エネルギーを爆発的に増やし、火力の依存を減らして、原発停止から廃炉へ道筋をつけたいものです。 では。